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『スティール・ボール・ラン 13』荒木飛呂彦

大統領夫人インパクトありすぎ。百合展開に圧迫祭りにあの豹変振り! マイク・Oとホット・パンツが対峙する場面は、雑誌で読んでて鳥肌が立ったシーン。ルーシー絶体絶命の危機に思わぬ助っ人が!という展開は、良く考えたらブラックモア戦と同じパターンだ…

『300』フランク・ミラー

「ドーン・オブ・ザ・デッド」のザック・スナイダー監督によって映画化された、フランク・ミラーの歴史ものコミック。 紀元前480年、ギリシア―。 100万の兵を率いるペルシア軍の大侵攻に対し、たった300人のスパルタ兵で防戦。 壮絶な最後を遂げた伝説の男た…

最近読んだマンガ

武装錬金 1 (ジャンプコミックス)作者: 和月伸宏出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/01/05メディア: コミック クリック: 27回この商品を含むブログ (137件) を見る マンガ喫茶で一気読み。リアルタイムで読んでた時はヴィクター出てから途端につまらなくな…

清原なつの版「家族八景」

年度末で、シャレにならないくらい余裕の無い毎日です。そんな中でも出張があったりしていい加減発狂しそうなんですが・・・・・・それはともかく出張先で見かけた雑誌「コミックチャージ」。 http://www.comiccharge.jp/pc/rensai.php?vl_sesid=600_687837 角川か…

『まんがサイエンスX』あさりよしとお

あのあさりよしとおが学習誌に連載!?……と、驚いたのも今は昔、大人も楽しめる科学まんが「まんがサイエンス」も、今巻でとうとう十巻目です。 今回は地球環境問題から始まって(これだけ初出がかなり古い)、常在細菌やインフルエンザの話、ミミズの進化、顕…

『ネオ・アズマニア2』吾妻ひでお

今巻は「ハイパードール」「プリティギャルズ・シリーズ」「狂乱星雲記」の三本のシリーズものを中心としたセレクション。 秋田書店から出てた単行本の『ハイパードール』は持ってるので、これに収録されてた前二本のシリーズは再読ということになる。なにも…

『ネオ・アズマニア1』吾妻ひでお

「メチル・メタフィジーク」「どーでもいんなーすぺーす」「るなてっく」と78〜80年ごろのシリーズ物を中心に収録した作品集。「るなてっく」以外は既読。 「メチル〜」のSFパロディも楽しいけど(それにしても20代以下の人でこれらの元ネタがわかる人が、果…

『シン・シティ ビッグ・ファット・キル』フランク・ミラー

フランク・ミラーの代表作で、つい最近映画化もされた作品。前作「ハード・グッバイ」邦訳を読んだのは、ビクター・ブックス版だったので、もう十年近く前のことになるのかな。 黒一色の画面を切り裂く雨。岩を削ったかのような、荒々しいタッチのキャラクタ…

『みきおとミキオ』『ドラえもんカラー作品集6』藤子・F・不二雄

ながらく入手困難状態だった作品が、待望の文庫化。この作品は小学校時代にてんコミ版を読んだきりだったので、本当に懐かしい。ポンチが女の子だったことなんて、完全に忘れてたよ。 少年SF短編シリーズを思わせる雰囲気のお話だが、SF設定の妙以上に「誰に…

『地底国の怪人』『ピピちゃん』手塚治虫

初期手塚治虫作品を二作品、マンガ喫茶で読みました。 『地底国の怪人』は手塚の長編三作目。日本初のアンハッピーエンドな漫画、ということで名高いけれど、『ロストワールド』などの初期代表作ほどの力みは感じられず、どこかとぼけた味わいなお話。なにせ…

『Vフォー・ヴェンデッタ』アラン・ムーア、デイヴィッド・ロイド

映画化もされたアメコミの名作。全体主義国家と化した核戦争後のイギリスを舞台に、謎のアナーキスト「V」の活躍を描く。 さまざまな登場人物を巡るエピソードが(時に時系列が錯綜する形で)断片的に語られ、クライマックスに向けて一気に収束していく。繊…

『うつうつひでお日記』吾妻ひでお

吾妻ひでおによる日記漫画。2004年から翌年まで、ちょうど『失踪日記』が出る直前くらいの日々を、あくまで淡々と、ひたすら淡々と描いてある。『失踪日記』の様に非日常的な体験が描かれてるわけでなく、もちろん「不条理日記」みたくハチャメチャなわけで…

『オーバーマン キングゲイナー5』富野由悠季, 中村嘉宏,

今回は、ゲインの奪還から巨大オーバーマン、ブリュンヒルデの登場まで。個人的にはシンシアとかアデットとか、凶悪女性キャラが活躍してるのが嬉しいね。 好きなのはゲインらとケジナンたちが撃ち合うシーン。ジャボリの股の下から冷静に狙い打つゲインにも…

Jim Woodringのブログ

もう旧聞に属することかも知れないけど、コミック・アーティストのジム・ウードリングがこの4月からブログを始めた。 The Woodring Monitor イラストだけじゃなく、文章もなかなか味があるね(英語力が無いからそう感じるだけなのかもしれないけど)。 ウー…

スティール・ボール・ラン#14「緑色の小さな墓標」:月刊ウルトラジャンプ

先月号に引き続き、ルーシー・スティールVSブラックモア。結局ルーシーはスタンド使いにはならなさそうで、少し嬉しい。誰も彼もスタンド使い、ってのも、ちょっとねえ。なんと言っても、ルーシーがブラックモアを撃つシーン、他人を傷つけ、殺す恐怖……この…

『スティール・ボール・ラン8』荒木飛呂彦

なんだか結構なハイペースで出ている単行本。今巻は髑髏ヒゲの男リンゴォ戦の決着と、ブラックモア登場編が収録されている。 どうも第2〜3ステージあたりの展開は個人的に低調だったんだけれども、最近はまたまたお話に引き込まれてきている。相変わらずバト…

『サバイビー』つの丸

『みどりのマキバオー』のつの丸による昆虫マンガ。週刊ジャンプの連載を打ち切られた後、単行本で大幅な書き足しがあるとは知っていたんだけど、近所の本屋ではなかなか見かけることが無く、今の今までまとまった形では読んだことが無かった。 主人公が孤児…

『Y十M』1〜3 せがわまさき

せがわまさきによる山田風太郎忍法帖コミカライズ第二段。今度は『柳生忍法帖』が題材とのことで、う〜ん、マンガ向きかなあとか思ってたんだけど、それなりに上手く行ってるかな。緻密な絵を描かれる漫画家さんなんだけれど、個人的にはもうちょっとラフな…

『HAL』あさりよしとお

あさりよしとおの曲者科学マンガ『HAL』の新装版。二分冊が一冊にまとめられて、大分お求め安いお値段に。 科学マンガとは言っても、同じ作者の『まんがサイエンス』と違い、科学に関する意図的なウソ、ブラックなネタで笑わせるタイプの漫画。だからある程…

スティール・ボール・ラン#10「大草原の小さな墓標2」:月刊ウルトラジャンプ

堂々巡りを繰り返して、先に進むことが出来なくなったジャイロ一行。彼らはホット・パンツと共に、謎の男を倒そうとするが…… ヒゲ男の名前はリンゴォ・ロードアゲイン、スタンド名はマンダムと判明。マンダム?もしかして顎ヒゲだからマンダムなのか?……ま、…

『ぴっかぴかコミックス ウメ星デンカ』藤子・F・不二雄

12月・1月のぴかコミ藤子F作品は『ウメ星デンカ』低学年版。デンカを読むのは小学校以来のことなので、当時のことを思い出しながら実に懐かしく読めた。ナラ子とか、その存在自体完全に忘れてたなあ。パーマンのガン子そっくりで可愛いね。 久しぶりに読んで…

スティール・ボール・ラン#9「大草原の小さな墓標1」:月刊ウルトラジャンプ

4thステージ「広い広い大草原の小さな墓標」開幕。今回はいきなりステージ11日目から始まってますな。前回のやり取りの後、ジャイロとジョニィの間に何か関係の変化があったかと思ったら、いつも通りコンビを組んでる(ちょっと拍子抜けするとともに、一抹の…

『The Book of Bunny Suicides』Andy Riley

ウサギが自殺し続ける姿を描く絵本、または漫画集。酸で少しずつ溶かされてみたり、唐揚げになってみたり、ヘリコプターのローターでバラバラになってみたり、工夫を凝らした方法でひたすら淡々と自殺するウサギちゃんたち。 読む前はエドワード・ゴーリー(…

『ドラえもん+4』藤子・F・不二雄

てんコミ未収録作品集の4巻目。今回はドラミちゃんが表紙。収録されている「ドラえもんとドラミちゃん」も好きなお話。シリーズが進むにつれ優等生ぶりが強調されるようになるドラミちゃんだけど、初期の独立シリーズ時代とかこの話みたいに、基本的には真面…

スティール・ボール・ラン#8「湖を越えろ」:月刊ウルトラジャンプ

3rdステージ決着。正直、前回はいまいちだったけれども、今回はかなり熱いです。面白い!更には書き込みも異様に気合が入ってて、絵的にも結構凄いことになってます。 決別とも取れる言葉を投げかけ、ジャイロの限界を指摘、彼の成長を促すジョニィ。おお、…

『スティール・ボール・ラン6』荒木飛呂彦

ウルトラジャンプに移籍してから、2冊目の単行本。頁数調節のためか、大統領の過去を説明するコーナーがあったりするのがちょっと嬉しい。 こうして続けて読んでみると、内容的にはちょっとダレぎみなような気も。せっかく用意された、ステージ毎に違う条件…

『ぴっかぴかコミックス パーマン4』藤子・F・不二雄

三巻だけで終わったかと思われていたぴかコミ版パーマン。忘れた頃に4巻が発売された。またまたてんコミ版未収録作品ばかりで、嬉しい。 収録作品で好きなのは「パーマンセットを追いかけろ」。幼年誌に掲載された、いかにも他愛無い小品なんだが、ラストの…

『西遊記4 円の巻』藤原カムイ

中野美代子による西遊記全訳(岩波書店)をベースに、原典に出来るだけ忠実な形での漫画化を目指した作品。 前巻が出たのが2000年だったから、実に5年ぶりの刊行!もう放置されたものとばかり思ってたから、たまたま書店で見つけた時は本気で驚いた。ところ…

『ロマンティック食堂』尾玉なみえ

尾玉なみえ初の短編集。「1巻」ということは、続刊も期待して良いんですかね、集英社さん! 最初の「指折り姫」の出来が微妙すぎた(「純情パイン」キャラ総出場なのは嬉しいが……)ので、こりゃダメかなと思ったけど、他の短編は全部めっさ面白かったので良…

『オーバーマンキングゲイナー4』中村嘉宏、原作・富野由悠樹

なんだか表紙がファンシー。未だ展開は遅いし、純粋にマンガとして面白いかと言えば疑問符が付くものの、中村嘉宏の達者な絵で描かれた、生きの良いキャラクターたちを眺めてるだけでも結構楽しい。アデット・キスラー最高!相変わらずアナ姫はけなげだし、…