2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『ディズニーとライバルたち―アメリカのカートゥン・メディア史』有馬哲夫

アメリカのカートゥーン映画の歴史を、ウォルト・ディズニーを中心に、フライシャー兄弟、ポール・テリー、ウォルター・ランツなど、もっぱらその製作者たちに焦点をあてて紹介した本。以前から興味を持っていたのだけれども、刊行当初から様々な人によって…

十一月の近刊予定から、気になる本

ハヤカワ・オンライン|早川書房のミステリ・SF・ノンフィクション 日本SF全集・総解説 2,100円 日下三蔵(著) 刊行日: 2007/11/25 架空の日本SF全集を編集する、というコンセプトで贈るファン待望の通史的ブックガイド。SF黎明期から一九八〇年代前半まで…

『スキャナー・ダークリー』

リチャード・リンクレイター監督による、ロトスコープ方式の長編アニメーション。DVDで視聴。 P・K・ディックの小説は数多く映画化されたが、ここまで原作に忠実な映画も初めてなのではないかと思う。およそ娯楽映画向けの話じゃないのに、よくこんな金のか…

『音を視る、時を聴く [哲学講義]』大森荘蔵、坂本龍一

その昔朝日出版社から出ていた本が、何故か突然、今年の4月に文庫化されたもの。 実は一度、高校生の頃の頃に読んでいて、ちんぷんかんぷんだった覚えがある。今なら大丈夫だろうと思って手を出したら、やっぱりちんぷんかんぷんだったのが情け無い。坂本龍…

ジェニーはティーン☆ロボット#40(最終話):CSニコロデオン

「ジェニー」もいよいよ最終回です。ああ……。 と、言っても、全然最終回らしくない話なんですけどね。 燃えろ侍魂!の巻 日本に怪獣キメラゴンが現れた。街で暴れる怪獣を退治しようと、一人の侍ロボットが颯爽と立ち向かう。ところが彼は、自分の事を侍だと…

『20世紀SF1 1940年代 星ねずみ』中村融、山岸真編

世紀の変わり目の頃に刊行された年代別アンソロジー、「20世紀SF」シリーズ。当時、買うだけ買って解説と後書きだけ読んだまま、『1990年代』以外はそのまま積んでしまったものだが、改めてきちんと読んでみることにした。 で、『1940年代』編だが、さすがに…

『ペンギン、日本人と出会う』川端裕人

『夏のロケット』の作家、川端裕人によるノンフィクション。明治時代のファースト・コンタクトから始まって、何故日本人はペンギンが好きなのか?という切り口から、日本のペンギン受容史を描いている。 西洋においてペンギンは、概して「ユーモラス」「威厳…

『心はプログラムできるか』有田隆也

ソフトバンクから去年暮れに創刊された「サイエンス・アイ新書」の一冊。この新書は初めて読むが、厚手の紙に多色刷りの図版を多く使用していて、一見軽めに見えるものの、実際に読んでみると、結構内容はしっかりしている。ただ文字数の少なさから、ブルー…

ジェニーはティーン☆ロボット#39:CSニコロデオン

宇宙暴走族の星の巻 宇宙暴走族に不意打ちをくらい、バイクに改造されてしまったジェニー(電人ザボーガー?)。身体を元に戻させるために、タックと一緒に彼女たちの母星へ向かうが……。 今回は#38に続いてスペースバイカーズのお話。その正体は、なんと学校…