ボルト

 ジョン・ラセター製作総指揮のディズニー・アニメーション2008年度作品。
 お話自体はいかにもピクサー/ディズニーらしく、ソツが無く(良い意味でも悪い意味でも)ウェルメイド。主役のボルトにいまいち感情移入しにくいという難点もあったけれど、楽しく観ることが出来た。
 個人的に「恋人に成りえない男女ペアもの」が好きなので(ピクサーだと『ファインディング・ニモ』もこのパターン)、この作品でも、ボルト(犬)とミトンズ(猫)のコンビが、とにかくイイ。ミトンズがボルトと二人で暮らすつもりで用意した家(といってもただの箱だが)を紹介する場面、そのちょっとはしゃいだ様子とか、以前の態度とのギャップで結構萌える。
 ただ、そういう観点から観ると、ライノ(ハムスター)の存在が邪魔というか……キャラ自体は嫌いじゃないんだけれども。個人的好みは置いとくとしても、ボルトとミトンズだけに焦点を絞ったドラマの方が、より締まったんじゃないかという気がしないでもない。尺もそんなに長くないんだし。

ボルト [DVD]
ボルト [DVD]
posted with amazlet at 11.03.04
ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメント (2009-12-16)
売り上げランキング: 12443