スティール・ボール・ラン#8「湖を越えろ」:月刊ウルトラジャンプ

 3rdステージ決着。正直、前回はいまいちだったけれども、今回はかなり熱いです。面白い!更には書き込みも異様に気合が入ってて、絵的にも結構凄いことになってます。
 決別とも取れる言葉を投げかけ、ジャイロの限界を指摘、彼の成長を促すジョニィ。おお、あのジョニィが!ただの自惚れ屋の坊ちゃんだったジョニィが!いつも余裕しゃくしゃくで、終始ジョニィを振り回してきたはずのジャイロを!……うーん、こういう展開、イイですねえ。様々な事件を通じてキャラクターが成長、それに従って人間関係もドラスティックに変化していく。これでこそ大河ドラマと言えるんじゃないでしょうか。
 「気高く飢える」という言葉も格好良い。この言葉からは「あしたのジョー」の金竜飛戦を思い出したりも。あれも「飢える」ということについてのエピソードだった。
 肉体を絞るという荒業まで駆使するものの、結局一位にはなれず、しかもトップのホット・パンツ(さすがにこの名前は、ちょっとどうかと……)は一時間も先行していた、という屈辱。ジャイロがここから這い上がっていくであろう姿が、今から楽しみですな。この際ジョニィとは、しばらく道を違えてみるのも良いかも。
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