ブログを始めて3周年

このブログを開始したのが、2004年の5月30日。ちょうど(でもないけど)三年経過したことになります。 まあ、漫然と続けてきたので、3年といってもアレなんですが、エントリ数で言うと千くらいいってそう・・・・・・なんて言うと、なんだか自分でも、おお、という…

『300』フランク・ミラー

「ドーン・オブ・ザ・デッド」のザック・スナイダー監督によって映画化された、フランク・ミラーの歴史ものコミック。 紀元前480年、ギリシア―。 100万の兵を率いるペルシア軍の大侵攻に対し、たった300人のスパルタ兵で防戦。 壮絶な最後を遂げた伝説の男た…

『細野晴臣トリビュート・アルバム』

坂本龍一のレーベル、COMMMONSから発売された、人選も豪華なカバー・アルバム。アーティストは坂本、高橋幸宏に矢野顕子、コシミハルといったおなじみの人たちからヴァン・ダイク・パークスやジム・オルークなどの海外陣まで、選曲も「恋は桃色」から「ハイ…

7月のカートゥーン・ネットワーク

http://www.cab-j.co.jp/よりカートゥーンネットワーク七月目玉番組情報。 個人的目玉は、やっぱり「KNDハチャメチャ大作戦」新エピソードの放送。新作は昨年10月以来だけど、前々回の新作から前回まで1年半の間が空いていたことを思えば、十分許容範囲。ア…

『受胎告知』『最後の晩餐』『磔刑』『十字架降下』

金銀に輝く表紙とコンパクトな体裁が印象的な、ファイドンのキリスト教美術シリーズ。四冊まとめて読んでみた。 このシリーズのミソは、同一モチーフの絵画を編年的に並べてあること。宗教画というものは、どうしても様式化されやすい。その性質上、題材の扱…

無口なウサギ "Bunny Fish"

YouTubeの無口なウサギ(その2) - ゼロセットの日記とかで予告した、日本未公開「無口なウサギ」エピソードの感想です。まずはレギュラーシリーズ最初の話である"Bunny Fish"。 これ、キャプチャ画面だけエピソードガイドで見てて、凄く気になってた話なん…

『ハンニバル・ライジング』トマス・ハリス

『レッド・ドラゴン』『羊たちの沈黙』『ハンニバル』に続くレクター博士もの第4作。今作はレクター博士の幼少時代から青年にかけてを描いている。いわばハンニバル・エピソード1という趣。 前作にはかなり失望させられたものだけど、今作はさすがに全然期待…

『黒曜石のなかの不死鳥』マイケル・ムアコック

エルリックに引き続いてエレコーゼ・サーガも新版刊行開始。エルリック最終巻『白き狼の息子』で、エレコーゼとのリンクが示されていたので順当な流れではあるのだけれど、初読の人がこの順序で読んだら面食らうだろうなあ。自分は「永遠の戦士」(旧題「永…

『白き狼の息子』マイケル・ムアコック

新版エルリック・サーガも、これでとうとう最終巻。タキシードを着て気球に乗って登場したり、遊園地でアイスクリームを食べたりと、妙に現代イギリスに溶け込んでいるエルリックが微笑ましい。主役級の少女ウーナッハや人語をしゃべる狐ルニャール公など、…

六月の近刊予定、気になる本

http://www.hayakawa-online.co.jp/product/issue_schedules/book/list.html スロー・バード 924円 イアン・ワトスン(著)刊行日: 2007/06/10 〈ハヤカワ名作セレクション〉イアン・ワトスン傑作集〉英国SF界に燦然と輝く鬼才ワトスンが、あなたを驚異の旅…

YouTubeの無口なウサギ(その2)

(その1はこちら) 相変わらず色んな動画が上げられてるYouTubeですが、以前二本しか見つからなかった「無口なウサギ」も、数が結構増えてます!(キャプチャ画像は"Fitness Center"より。なんか珍しい顔してますね) *さいはての西* このことをコメントと…

最近読んだマンガ

武装錬金 1 (ジャンプコミックス)作者: 和月伸宏出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/01/05メディア: コミック クリック: 27回この商品を含むブログ (137件) を見る マンガ喫茶で一気読み。リアルタイムで読んでた時はヴィクター出てから途端につまらなくな…

雑記

再会すると言いつつ一週間以上放置してしまいました。どうにも忙しくてたまりません。 そう言えば、最近、抽選で任天堂のDS Liteを手に入れました。さっそく以前から持ってたGBA用の「ミスタードリラー2」とか挿してみたんですが、やっぱりバックライトは綺…

雑記

年度末からずっと仕事が忙しくて死んでました。こんなに忙しかったのは就職して以来初めてでしたねえ〜。ま、実際問題全部自分が悪いんですけどねっ。 相変わらず忙しいものの、精神的にはちょっと余裕も出てきたので、ここも再開することにします。

五月の近刊予定、気になる本

http://www.hayakawa-online.co.jp/product/issue_schedules/book/list.html 神は妄想である 2,520円 リチャード・ドーキンス(著) 刊行日: 2007/05/25 〈ハヤカワ・ポピュラー・サイエンス〉なぜ神への信仰だけが尊重されなければならないか。アメリカでは…

プロフェッショナル 仕事の流儀 宮崎駿スペシャル

昨日放送してたのを見ました。うーん、面白い。ディレクターがハンディカメラ片手に、新作「崖の上のポニョ」に取り組む宮崎駿の仕事ぶりに密着する、という趣向の番組。 ところが仕事が煮詰まるにつれ、監督がどんどん不機嫌になっていくんだよね。とうとう…

清原なつの版「家族八景」

年度末で、シャレにならないくらい余裕の無い毎日です。そんな中でも出張があったりしていい加減発狂しそうなんですが・・・・・・それはともかく出張先で見かけた雑誌「コミックチャージ」。 http://www.comiccharge.jp/pc/rensai.php?vl_sesid=600_687837 角川か…

『最後のユニコーン』ピーター・S・ビーグル

タンポポの毛のようなたてがみと貝殻色に光る角を持つ、この世で最も美しい生き物ユニコーン。なぜ彼らは姿を消してしまったのか? ユニコーン最後の生き残りは、仲間を求めて旅に出る……。叙情的で優しさにあふれた語り口で読者を魅了し続けるビーグルの最高…

『ぼくのこと、ミッフィーのこと』ディック・ブルーナ

うさこちゃん、またの名をミッフィーの生みの親、ディック・ブルーナへの問答集。自らの半生や、創作の心構えなど、素直な言葉で綴られている。個人的にはブラックベアのイラストが載っていたのが嬉しい(ブラックベアの目が赤いのは、本の読みすぎで充血し…

ジェニーはティーン☆ロボット#30「落第なんかするもんかの巻」:CSニコロデオン

3月9日放送分のBパート。落第しそうになったタックが、映画づくりで進級を認めてもらおうとする話。 向こうは小学生でも落第があるから大変ですな。個人的には日本でも採用してもいいんじゃないかな、とは思うけど、たぶん日本的な環境では上手く運用されな…

ジェニーはティーン☆ロボット#30「恋するブラッドの巻」:CSニコロデオン

3月9日放送分のAパート。 悪の科学者ロートン博士の元を離れ、ブラッドの元に飛び込んできたメロディ。しかしジェニーはメロディのことを信用できず、密かに見張るのだったが……。#24「僕だってヒーローの巻」の続編。 可愛い女の子が身一つで押しかけてきて…

四月の近刊予定から、気になる本

http://www.hayakawa-online.co.jp/product/issue_schedules/book/list.html 双生児 2,415円 クリストファー・プリースト(著)刊行日: 2007/04/25 〈プラチナ・ファンタジイ〉〈英国SF協会賞/クラーク賞受賞〉第二次大戦の飛行兵J・L・ソウヤーの回想録に…

ジェニーはティーン☆ロボット#26:CSニコロデオン

昨日放送分。#25は録画に失敗してしまった……。 ティーンの女神さまの巻 とある星に落ちたジェニーが、原住民に彗星の女神さまとして崇められる。悪い気はしないジェニーだったが、原住民は地球にまで押しかけてきて大迷惑、という話。 原住民たちの極端な崇…

『影よ、影よ、影の国―怪奇とファンタジーのスタージョン傑作選』シオドア・スタージョン

80年代に登場し、あっという間に消えた「ソノラマ文庫海外シリーズ」から出ていたスタージョンの短編集。絶版になって久しい本だが、某離島の古本屋にて100円で入手した。収録作品は「影よ、影よ、影の国」「秘密嫌いの霊体」「金星の水晶」「嫉妬深い幽霊」…

ジェニーはティーン☆ロボット#24:CSニコロデオン

昨日放送分です。 僕だってヒーローの巻 ブラッドが宝捜しの最中に落ちた穴。そこには怪しげな博士とその娘メロディが住んでいた。メロディと仲良くなるブラッドだったが、実は博士がジェニーの秘密を探っていて……。 うーん、新エピソードは個人的にどうも低…

『不思議のひと触れ』シオドア・スタージョン

日本でのスタージョン再評価を決定付けた作品集。どうして今までスタージョンを読んでこなかったんだろう、と後悔さえ感じるほど、粒よりの短編ぞろい。個人的には「もう一人のシーリア」「不思議のひと触れ」「孤独の円盤」に心を打たれました。 高額保険 …

ジェニーはティーン☆ロボット#23:CSニコロデオン

盗まれた設計図の巻 一向にジェニーに相手にされないシェルドンは、ウェイクマン博士から設計図を盗み出して、彼女のハートを掴む方法を探ろうとする。ところがヴェクサスに設計図を盗まれてしまい、ジェニー大ピンチ、という話。ジェニーの設計図を見てうっ…

ジェニーはティーン☆ロボット#22:CSニコロデオン

木曜日から「ジェニー」もいよいよ新エピソードの放送が始まりました。レギュラーでの新作エピソードとしては、2005年以来なんですねえ。 ぼくはヒーローの巻 タックがシェルドンにロボットスーツを作ってもらい、ヒーローとして活躍しようとする、というお…

ティーン・タイタンズ#55「信頼」:CSカートゥーン・ネットワーク

2月15日放送分。タイタンズの通信機を奪う任務を受けたマダム・ルージュ。サポートメンバーのホットスポットは、変幻自在のマダム・ルージュに追われ、疑心暗鬼に陥っていくが……。タイタンズの通常メンバーではなく、ゲストであるホットスポットとマダム・ル…

『つっこみ力』パオロ・マッツァリーノ

『反社会学講座』の著者による第三作。 メディア・リテラシーには、四角四面な論理じゃなく、愛あり勇気あり笑いありの「つっこみ」こそ有効、という主張。ここらあたりは、いわゆる「ニセ科学」に対して、真正面からの否定より「と学会」的なやり方のほうが…