プロフェッショナル 仕事の流儀 宮崎駿スペシャル

 昨日放送してたのを見ました。うーん、面白い。ディレクターがハンディカメラ片手に、新作「崖の上のポニョ」に取り組む宮崎駿の仕事ぶりに密着する、という趣向の番組。
 ところが仕事が煮詰まるにつれ、監督がどんどん不機嫌になっていくんだよね。とうとうカメラを向けることも出来なくなって、画面に空だけが写ったまま、ディレクターを説教する監督の声だけが聞こえていると言うシーンが笑えた。しかしその後の、「自分の考えに浸っているときに、笑顔を浮かべられると思う?」という言葉には納得してしまった。自分も何か考え込んでるときには、よく人から「怖い」と言われるので。
 しかし宮崎駿ももう66歳なんですな。この歳で、まだあれだけ仕事に打ち込み、悩む事ができるというのは、やっぱり凄いと思う。悩みに悩んで、やっと作品のキーとなるビジュアルを作り出した時の会心の笑顔が良かった。「怖い。でも可愛い!」
 その他、シトロエン2CVで登場、とか、幼女に「ハウルを作ってくれてありがとう」と言われて思わず相好を崩す様子とか、鈴木プロデューサーのラスプーチンっぷりとか、色々と楽しめた一時間だった。録画してなかったので、また再放送して欲しいなあ。