四月の近刊予定から、気になる本

http://www.hayakawa-online.co.jp/product/issue_schedules/book/list.html

双生児 2,415円
クリストファー・プリースト(著)刊行日: 2007/04/25
〈プラチナ・ファンタジイ〉〈英国SF協会賞/クラーク賞受賞〉第二次大戦の飛行兵J・L・ソウヤーの回想録に書かれていたのは? ジャックとジョー**同じイニシャルを持つ二人の人生を、虚実入り乱れた語りで描く大作

 『奇術師』の系統に連なるタイプの小説なのかな。なら結構楽しみ。しかし「プラチナ・ファンタジイ」叢書って、文庫じゃなかったっけ?
 その他文庫では『銀色の恋人』が名作セレクション、とか」「銀河おさわがせ」シリーズの新刊とか。
http://www.tsogen.co.jp/np/kinkan.do

ブラス伯爵【新版】
ブラス城年代記1】 発売予定日 2007年4月
マイケル・ムアコック井辻朱美
予  価 : 税込630円(本体価格600円)
ブラス城年代記1》壊滅したはずの暗黒帝国がふたたび不穏な動きを見せ、ホークムーンは新たな宿命の渦にからめとられる。《永遠の戦士》の総集編となる《混沌》と《法》の三部作、ここに開幕!

 ホークムーン新三部作も復刊! これでまだ復刊が決まってないのは「コルム」だけか。こちらも是非、是非。
http://www.kokusho.co.jp/kinkan/kinkan_body.html
 「SFが読みたい!」によると3月にベスタ―『ゴーレム100』を刊行予定だったはずだが……はて?
文庫 | 新潮社

いま私たちが考えるべきこと 橋本治/著
“私”は、私を取り巻く社会、学校、家族といった“私たち”の成員なのに、なぜそこに一体感を持てないのか――。自主性って何だろう。民主主義は達成されているか。国家という概念にピンとこない。個性は伸ばすべきものなのか。そんな疑問の根底には、常に“私”と“私たち”を巡るややこしい問題があった。緻密で複雑な思考の迷路に導かれ、やがてあなたが辿り着くその「答」とは。
発売日 : 2007/04/01

 最近、自分の中で再び橋本治ブームが起きつつあるので。

ハンニバル・ライジング〔上〕 トマス・ハリス/著 高見浩/訳
1941年、リトアニアナチスは乾坤一擲のバルバロッサ作戦を開始し、レクター一家も居城から狩猟ロッジへと避難する。彼らは3年半生き延びたものの、優勢に転じたソ連軍とドイツ軍の戦闘に巻き込まれて両親は死亡。残された12歳のハンニバルと妹ミーシャの哀しみも癒えぬその夜、ロッジを襲ったのは飢えた対独協力者の一味だった……。ついに明かされる、稀代の怪物の生成過程!
発売日 : 2007/04/01

 『ハンニバル』にはがっかりさせられたものだが、果たしてこちらはどうなんだろう。結構不安。