『ぼくのこと、ミッフィーのこと』ディック・ブルーナ

 うさこちゃん、またの名をミッフィーの生みの親、ディック・ブルーナへの問答集。自らの半生や、創作の心構えなど、素直な言葉で綴られている。個人的にはブラックベアのイラストが載っていたのが嬉しい(ブラックベアの目が赤いのは、本の読みすぎで充血してるからだそうな)。
 思うんだけど、芸術家の言葉って、やっぱりそれなりに歳を取った人の方が面白い。経験を積むことで、創作の過程、要領がある程度言語化されるのかも知れない。
 もちろんそれと肝心の作品の質とは、まったく別の話なんだけど。

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