comic

『失踪日記』吾妻ひでお

初めて吾妻ひでおの本を買ったのは高校二年のころ、本屋で双葉社のHideo Collectionシリーズの一冊、『陽はまた昇る』の表紙を見たのがきっかけだった。それ以前から『ふたりと五人』『チョッキン』『ハイパードール』などは断片的に読んでいたのだが、精読…

『ドラえもんプラス1巻』藤子・F・不二雄

てんコミ版ドラえもん、久々の新刊。当然、現行のてんコミに未収録の作品ばかり集めてある。http://d.hatena.ne.jp/koikesan/20050324#p1のエントリを見ると、藤子不二雄ランド収録分との重複は多いようだけど、自分はランド版ドラを持ってないので重宝する…

『ドラえもんカラー作品集第5巻』藤子・F・不二雄

久しぶりに出たカラー作品集は、初期作品編と銘打って1970年代初頭の作品ばかりが集められている。当然てんとう虫コミックス未収録作品ばかり。自分みたいに『藤子不二雄ランド』版を持ってないものには、ほとんどが初見のものばかりだ。 それにしても超初期…

『バットマン:ハーレイ&アイビー』ポール・ディニ、ブルース・ティム

ジャイブの邦訳アメコミシリーズ最新刊。今回はバットマン・アニメイテッド・シリーズを手がけた二人によるもので、同シリーズのエピソード「獲物に恋する女たち」の姉妹編の様な作品。実際、同エピソードと基本的なストーリーラインは同じだったりするのだ…

スティール・ボール・ラン「プロローグ編」:月刊ウルトラジャンプ

色々あってUJに移籍してしまったSBR。これを機に単行本派に鞍替えしようと思ってたけど、表紙のジャイロ見て衝動的に買っちゃったよ(´∀`)ゞテヘ しかし買ったは良いけれど他に読めるマンガが無いな……あっ、鈴木央の連載があるのか。でも番外編とかで、良く…

The Religious Experience of Philip K. Dick

http://www.philipkdickfans.com/weirdo.htm P・K・ディックの電波いや神秘体験を、アングラコミックの巨匠ロバート・クラムがコミック化したもの。80年代に描かれたものらしいが、意外な相性の良さにびっくり。 まぁ何が書いてあるかは良く分からないんだけ…

『ぴっかぴかコミックス ドラえもん8』藤子・F・不二雄

てんコミ未収録作品は3篇と、初期に比べると随分寂しくなってきたものの、相変わらず買ってます。バケルくんとは月ごとに交代するようになったようだけど、個人的にはスロー・スペースでも長く続いてくれたほうが嬉しい。 本巻では、初期作品の「宝くじ大当…

『アストロシティ:ライフ・イン・ザ・ビッグシティ』カート・ビュシーク、ブレンド・E・アンダーソン

ISBN:4902314827 『マーヴルズ』のライター、カート・ビュシークによる話題作。架空の街アストロ・シティを舞台にスーパーヒーローと市井の人々の触れ合いを描く。 う〜ん、面白いけど乗り切れなかったという感じ。例えば、なんで架空の街を舞台にしているの…

ぼくドラえもん25号

ついに完結。でも4月からは「もっと!ドラえもん」が新創刊だそうな(小学館のオフィシャルページ)。フィギュアなんかいらんが、他の藤子マンガも紹介する、というのはちょっと気になる。ところで、これが終わったら今度は「ドラえもんどっかーん」? 今号…

今度こそ本当に、スティール・ボール・ラン再開!

荒木飛呂彦『スティール・ボール・ラン』、月刊ウルトラジャンプにて連載再開が決定ッ!! 本格連載はUJ5月号から!! | @JOJO ~ジョジョの奇妙なニュース~ 情報が錯綜して、さんざん気を持たせてくれたSBRだが、いよいよ再開が本決まり!の様です。と…

ぼくドラえもん24号

「ぼくドラ」もとうとう24号まで来た。今になっててんとう虫コミックス未収録作品の単行本化が決るなど、いまいちこの雑誌の存在意義を感じられなくなってきたけれど、なんにせよ、後一冊。次号予告を見ると、最終号には「45年後…」が収録されるようだ。 今…

ぴっかぴかコミックス『ドラえもん7』『バケルくん1』藤子・F・不二雄

今回のドラで気になったのは「魔女っ子しずちゃん」の次のセリフ。「サリーちゃんもメグちゃんも足がいたかったのかしら。」……またセリフ改変かよ! まぁネタがネタだけに、本気で怒るというよりは脱力、というのが正直な感想なんだけど、そろそろこういう安…

スティール・ボール・ラン連載再開!

荒木飛呂彦『スティール・ボール・ラン』、3月から「月刊ウルトラジャンプ」で待望の連載再開!?(追記:未確定情報になりました…) | @JOJO ~ジョジョの奇妙なニュース~でのエントリから。3月からウルトラジャンプで再開するらしい(http://www.shuei…

『Chimney 25』FSC

シンガポール在住のコミック・アーティスト、FSC(Foo Swee Chin)氏のクリスマス・ストーリー。掌編だけあって、原作付きの"Nightmares & Fairy Tales" ISBN:0943151872(ある種、心地良いほどの)“昏さ”は陰を潜め、どちらかと言えばポップさの方が前面に…

『X-TREME X-MEN Vol.7 Storm-The Arena』Chris Claremont, Igor Kordey

ISBN:0785109366 小プロ版X-MENの翻訳が止まって7-8年くらいになる。日本語版最後のエピソードだったゼロ・トレランス篇の後は、頑張って原書を読んでたんだけど、何しろ語学力に欠けるものだから、次から次への新キャラやリニューアルの嵐について行けなく…

パワーパック、Uncanny X-MEN#205、バリー・ウィンザー・スミス

Read Me! GIRLS!経由での情報だが、日本人アーティストのグリヒル氏がパワーパックのミニ・シリーズを担当することになったそうだ(だらだらグリヒル日記)。Planet Comicsでも連載しているこの人の絵はポップで好みなので、結構嬉しい。 さて、自分がパワー…

『X-statix: X-Statix vs the Avengers』Peter Milligan,Mike Allred

ISBN:0785115374 『X-STATIX』もとうとう最終巻。アベンジャーズとの対決物なんて、なかなか良い花道じゃないですか。 キャップvsアナーキスト、スカーレット・ウィッチvsデッドガール、ホークアイvsヴィヴィセクター、アントマンvsヴィーナス・デ・ミロ、ソ…

ぼくドラえもん23号

今号はドラミちゃん&サブキャラ特集。インタビューが多くて、割と読みでがある。でも今号一番良かったのは、新しいドラえもんアニメの設定とスタッフの言葉が載っていたことかな。やはりスタッフも明確に原作よりにすることを意識している事が分かって、嬉し…

ぼくドラえもん22号

なんか本誌、いつにもまして読むところが無かったな・・・・・・。 それはともかく、未収録作品集では「雪だるまのぬいぐるみを作ろう!」が可愛らしくて良かった。 「宝さがしに行こう」は珍しくナレーターがあるのが面白い。「一月五日の朝になり昼になっ…

ぴっかぴかコミックス『ドラえもん6』『パーマン3』藤子・F・不二雄

今回のパーマンの表紙、色使いとか、かなり良い。内容も相変わらず単行本未収録作品だらけで素晴らしい。44ページ72コマ目(こういう時、コマ番号が振ってあると便利だ)でパー子とぶつかって、抱き合ってる形になってるパーマンが羨ましいぞ。

ぼくドラえもん21号

小学館は「ドラえもんどんどんプロジェクト」なる企画を始めるそうで、今号にはその概要が紹介されている。詳細は、http://d.hatena.ne.jp/koikesan/の19日付記事(id:koikesan:20041219)に取り上げられているが、中でも未収録作品が単行本化されるというの…

『ミズ・マーベル』

ニューヨークはデイリー・ビューグル社で働く女性編集者、キャロル・デンバーズ。彼女にはある秘密があった。なんと彼女は意識を失うと共にスーパーヒーロー、ミズ・マーベルに変身、本人も知らない間に悪と戦っていたのであった! 1978年発行の邦訳アメコミ…

『X-Statix:Back from the Dead』Peter Milligan,Mike Allred

X-Statixの単行本も3巻目(X-Force:New Beginningsから数えると5巻目。次のvs Avengersが最終巻になるのかな?)。近年はアメコミも、ちょっと待てばトレード・ペーパーバック形式でまとまる事が多いから、地方在住の人間には本当にありがたい。とは言え、英…

『ぼくドラえもん20号』『ぴっかぴかコミックスドラえもん5』『ぴっかぴかコミックスパーマン2』

『ぼくドラ』、珍しく二号続けて特集が良かったな。『うわさの姫子』との合作マンガが読めたのが嬉しい。しかしドラえもんのアレが服だってのは、ほとんどカートゥーンの発想だな……(オバQから思いついたんだろうけど)。今号は付録のカルタもナイスだった…

『オーバーマンキングゲイナー3』原作:富野由悠季、絵:中村嘉宏

年一ペースでゆっくり刊行中、キングゲイナーの3巻目。ストーリー云々については完結するまでは何とも言えないけど、中村嘉宏の絵を見てるだけでも満足。メカニックデザインも素晴らしすぎる。子供の頃から、トゲトゲ生やして原色で塗りたくるのがカッコいい…

『続リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』アラン・ムーア、ケビン・オニール

(前巻の感想はid:zeroset:20040718で) ミナ・ハーカー、アラン・クオーターメイン、ハイド氏(ジキル博士)、透明人間、ネモ船長によるヒーローチーム“怪人連盟”の活躍を描くコミック、待望の二巻目*1。今度の敵は『宇宙戦争』の火星人だっ! とにかく、前…

ぼくドラえもん19号

今号は藤子・F・不二雄特集と言うことで、いつもよりはちょっと読み応えがあったのが嬉しい。すがやみつるの文で、SF大会で藤子先生が「本当はもっとSF短編を描きたいのに、描かせてもらえない」ともらしていたとの証言は興味深い。特に他の漫画家が皆…

『ぼくドラえもん18号』『ぴっかぴかコミックスドラえもん4』『ぴっかぴかコミックスパーマン1』藤子・F・不二雄

ぼくドラ今号の未収録作品は粒ぞろい。特に名作「ドラえもんだらけ」を髣髴とさせえる「ぼくを止めるのび太」が良かった。昔読んだ時、プラモじゃなくカップめん10個買って死ぬほど後悔するのび太に、無茶苦茶感情移入した覚えがある。これは切実だよねぇ。…

『スティール・ボール・ラン』3、4 荒木飛呂彦

3巻のジャイロが超セクシー。SBRになってから、表紙イラストの完成度が、前以上に高くなったような気がする。今のところ、どの表紙もハズレ無し。 なんかこの間の前後編も合わせて綺麗に二巻に収まってるところを見ると、本来読みきり分も連載時に含まれる予…

『Lenore: Noogies』『Lenore: Wedgies』Roman Dirge

Flashアニメを観て、すっかりファンになった『Lenore』(昨日の日記参照)、トレード・ペーパーバックにまとめられたものが2冊出ているようなので、一昨日アマゾンに注文。今日、届いた。 雰囲気的にはアニメとほとんど同じ・・・・・・と言うよりFlash版の…