ぼくドラえもん23号

zeroset2005-01-21

 今号はドラミちゃん&サブキャラ特集。インタビューが多くて、割と読みでがある。でも今号一番良かったのは、新しいドラえもんアニメの設定とスタッフの言葉が載っていたことかな。やはりスタッフも明確に原作よりにすることを意識している事が分かって、嬉しい。特に善聡一郎シリーズ監督の、ナンセンスやスラップスティックなどのドタバタを増やしたい、ドラえもんを通じてSFを子供に伝えたい、という言葉には凄く期待させられる。本当新しいアニメ、かなり楽しみになってきましたよ!(まぁ、雑誌の性格上、原作ファン向けのリップサービスという側面も考えるべきなんだろうけど)。それにしても渡辺歩描くところのしずちゃんはイイ。
 未収録作品集は読んだ覚えのあるものが多かったが、色んな意味で突っ込みどころが多くて笑える。とりあえず「ぬいぐるみカメラとクルーム」最終コマのドラえもん、いくらなんでもムリありすぎだろ!そして「イイナリキャップ」。体にバターを塗ってライオンに「いただきまあす」されてるコマ、子供の時分に読んで夢に出るほど怖かった記憶がある。子供部屋という、いわば究極の日常空間に「ライオンに捕食される」なんて原初的な恐怖シーンを持ってこられると、悪夢のような異化効果があって恐ろしぎ。