『ぼくドラえもん20号』『ぴっかぴかコミックスドラえもん5』『ぴっかぴかコミックスパーマン2』

『ぼくドラ』、珍しく二号続けて特集が良かったな。『うわさの姫子』との合作マンガが読めたのが嬉しい。しかしドラえもんのアレが服だってのは、ほとんどカートゥーンの発想だな……(オバQから思いついたんだろうけど)。今号は付録のカルタもナイスだった。やれば出来るじゃない。しかし25枚だけ、しかも音のダブりありってのはなぁ……。せっかくだから、いろは48文字分作ればいいのに、こんな良い企画でツメの甘いことしちゃ、もったいないな。
未収録作品「百万ボルトひとみ」は久しぶりに読んだけど、オチも効いてて、やっぱりすごく面白い。「もしもボックス」の話には、ドラには珍しい“大人の女性のヌード”が出てきて結構びっくりした。おおらかな時代だったんだなあ。それにしても、無理やりなオチが楽しい。「ギシンアンキ」でのジャイアンの詭弁と同様、言わば“論理ギャグ”。
ぴっかぴかコミックスパーマンコピーロボットの常識の無さをネタにしたドタバタが多いのが目に付く。後期になるとコピーも普通の性格になるけど、初期はこういう方向性もありだったんだな。
総じて幼年版パーマンはガン子の出番が多くて嬉しい。ガン子を見てると、子供の頃の妹を思い出して、ちょっと懐かしくなるのだ。