ぼくドラえもん25号

 ついに完結。でも4月からは「もっと!ドラえもん」が新創刊だそうな(小学館のオフィシャルページ)。フィギュアなんかいらんが、他の藤子マンガも紹介する、というのはちょっと気になる。ところで、これが終わったら今度は「ドラえもんどっかーん」?
 今号はロボット特集。特集以外のページも含めて、なんというか、最終号だという感慨が全然湧かない誌面だなあ……。リメイク「のび太の恐竜」の、渡辺歩によるラフ・イメージが一番興味深かった記事。
 未収録作品集「45年後…」は名のみ高い幻の作品が初収録、ということで気になってはいたけど、かなり淡白な話だったのは意外だった。以前紹介記事を読んで一番心に残っていた“未来ののび太が最後に口にする言葉”も、特に演出的なタメもなくあっさりと口にされるし、いかにもページが足りない感が漂っている。たぶん藤子先生が生きておられたら単行本収録にあたって加筆が行われただろうし(おそらく数コマ付け加えるだけでも印象が変わるはずだ)、そうして出来た「完成作」を是非読んでみたかった、と思わされる作品。ちなみにこの作品は現行アニメ版の通常放送最後の作品としてアニメ化されるようで(大山ドラえもん、最終回は3/18の1時間SP。通常放送ラストの3/11には45年後ののび太が登場: MiSTTiMES Blog)、ちょっと見てみたい。