ジェニーはティーン☆ロボット#32:CSニコロデオン
9月から始まった新エピソードの感想です。
怪盗ルビー・ロケットの巻
巷で大人気の音楽プレーヤー、ミュジークが欲しくてたまらないジェニーは、ついつい展示されていた新製品を盗んでしまう。追われたジェニーは、苦し紛れに身体を赤く塗り、ロケットに変形して逃げるのだったが・・・・・・という話。
怪盗と言う割にはただの万引きな訳ですが。邦題は「怪盗ルビィ」からとってるのかな。ルビー・ロケットのデザインは好き。
主人公が欲に負けて悪事を働いてしまう、という話で、なんとなくパワパフの幾つかのエピソードを思い出したり。最後にきっちり罪を償わされてるところなんかは「うそつきはダメよ!」か。まあ、流行り物が欲しかったというだけの話なんで、ああいうちょっと切ない(と言うかなんと言うか……)話では無いけど。ところで最初、ミュジークを持ったブラッドが通った後に植物が枯れる描写があったので何かの伏線かと思ったら、何もなかったところを見るとただのギャグだったのか。
ヒーローは休業中の巻
ミステリアスなヒーロー、ミスティがふたたび登場。自分よりずっと上手くヒーロー業をこなしてみせる彼女を見たジェニーは、憧れだった普通のティーンエイジャーとしての生活を送るようになるが……という話。
ミスティに全て任せるようになったジェニーの怠けっぷりが楽しい。トレーニング・ロボットに抱っこされて居眠りしてたり、身体が(文字通り)錆び付いてたり。
しかし意外と後味の悪い話の多い「ジェニー」だけど、これもまた、その一つだったりする。ミスティ、冒頭からやたら恰好良い戦いぶりをみせてくれたかと思ったら……あららら、けっきょくジェニーとは決裂ですか。最後のバトルも、ウサギ型モンスターとタッグを組んでいたぶりまくるという、結構強烈な描写。もっとも気絶したジェニーの前で「一発殴らせてくれるの?ありがとう!」とか延々と喋るシーンは、ちょっと好きだ。
それにしてもメロディといいミスティといい、ジェニーの良い仲間になってくれると思ったのになあ。ミスティの徹底した守銭奴ぶりが、なんとなく唐突な感じがするのも、後味の悪い一因かも。