八月の近刊予定から、気になる本

http://www.hayakawa-online.co.jp/product/issue_schedules/book/list.html

日本SF・幼年期の終り 1,575円
早川書房編集部編(著)
刊行日: 2007/08/25
一九六八年十月に刊行が開始された『世界SF全集』(全35巻)。その月報に掲載された星新一手塚治虫佐野洋谷川俊太郎などの珠玉のエッセイが日本にSFが根づきだした時代を見事に描き出す

 懐かしいなあ……「世界SF全集」。むろんリアルタイムで読んでた訳じゃないんだけど。高校の夏休み、図書館でかび臭い全集を手にとった、あのときのワクワク感は忘れられない。
 それにしても、いささか唐突な企画に思える。
http://www.tsogen.co.jp/np/kinkan.do

SF奇書天外
北原尚彦 【キイ・ライブラリー/四六判並製】
古書マニア、SFマニアの間で密かに語り伝えられる奇妙奇天烈・奇想天外な小説ばかりを精選、1950年代から90年代まで時代を追って紹介する。〈SFマガジン〉での5年に及ぶ連載をまとめた、SFファン・古書ファンの必携書である。カラーを含む図版およそ200点を収録。

 こちらはSFマガジンでの連載を、創元が単行本化。一見面白そうだけど、連載を飛び飛びで読んでた限りでは、紹介する本のチョイスがあまりに「奇」に偏りすぎてて、さすがについてけなかった様な……。聞いた事も無いような人の自費出版本の話が、延々と続いてもなあ。
http://www.kawade.co.jp/np/forthcoming.html

黒いユーモア選集 1
アンドレ・ブルトン
定価998円(本体950円)
詩人アンドレ・ブルトンが選んだシュルレアリスムの先駆者たちが勢ぞろい。「他のすべての価値を制圧し、それらの多くについて、あまねく人々の評価を失わせてしまうことさえできる」言葉に満ちた幻のアンソロジー

 他、新潮で筒井康隆『笑犬楼の逆襲』が文庫落ち