早川その他12月の気になる新刊
http://www.hayakawa-online.co.jp/product/issue_schedules/book/list.html
- 『ひとりっ子』グレッグ・イーガン 刊行日: 2006/12/15
ハヤカワからイーガン短編集が発売!! 河出の『TAP』を今か今かと待っていたので、思わぬ伏兵の出現に悶絶した。収録作品は下記に詳しいです。
イーガン第三短編集 - ita’s diary
「真心」「ふたりの距離」「オラクル」は初読。「プランク・ダイブ」が収められていないのは、作品のカラーを統一するためなのかな。とりあえず未読の方は「ルミナス」一作のためだけに買っても損しませんよ!と言っておこう。
- 『ネオ・アズマニア2 ハイパードール』吾妻ひでお 刊行日: 2006/12/10
ミャアちゃんとプティ・アンジェを足して2で割ったような(キャラかぶりは作者も最終回で自嘲)女の子、ランジェが主人公のお話。結構好きだったなあ。
ところで、名作セレクションは『竜を駆る種族』で一休みなのかな。
http://www.tsogen.co.jp/np/kinkan.do
創元からはコナン全集の二巻が発売。表紙絵はどうなるんだろうか……後藤啓介も『ジョナサンと宇宙くじら』なんかは悪くないと思うんだけど、さすがにコナンには合わないと思うんだ。
あと、12月ではないが、国書刊行会「未来の文学」シリーズ第三期のラインアップが京都SFフェスティバルで発表されたらしい。
以下http://ore.to/~str/diary/2006/11/post_33.htmlより引用させてもらいます。
ジーン・ウルフ『ジーン・ウルフの暦』
R・A・ラファティ『第四の館』
ジャック・ヴァンス『奇跡なすものたち』
ジョン・クロウリー『古代の遺跡』
ジョン・スラデック『ミュラーフォッカー効果』
サミュエル・R・ディレイニー『ドリフトグラス』
<未来の文学>アンソロジー
伊藤典夫編『ヒトラーが描いた薔薇』
若島正編
まだ第二期も全部出てないのにマジ?と言いたくなるが、とにかく嬉しい!ディレイニーの短編集は、事実上『プリズマティカ』プラス 『時は準宝石の螺旋のように』、『エンパイア・スター』だという話もあって豪華。問題は何時出るか、だが……。でも「未来の文学」シリーズは(この出版社にしては)結構刊行ペースが早いからな。
とりあえずウルフ、ヴァンス、スラデックは、絶対買うぞ、と。