フォスターズ・ホーム#14「ボウリング対決」:CSカートゥーン・ネットワーク

zeroset2006-08-26

 さてさて、いよいよ本日から始まった新シリーズ。今回はマダム・フォスターとその宿敵のボウリング対決、というお話。ライバルのお婆さんは、どことなくマンダーク風……なんて思って見ていると、たちまちビッグ・リボウスキにブルーの指締めパズルとか、「デクスターズ・ラボ」っぽい符丁が見えてくるから不思議。今回のマダム・フォスター、いつもと違ってヒステリックなのも、これまたデクスターっぽいような。
 マダム・フォスターとチームを組むのはウィルト、エドゥアルド、ココと言ういつものコンビに、マック。ウィルトがエドゥアルドに、ボウリングを優しく指導してやるシーンが良いですね。ぐだぐだとウェットなシーンを垂れ流さずとも、数秒だけでも描写が的確ならば、ジーンとするもんです。
 さて一方、ブルーはボウリングにまったく興味なし、ひたすらUFOキャッチャー(パドルボールへのこだわりがブルーらしい)に打ち込んでいたものの、実は意外な才能があって……。それにしてもマダム・フォスターのドライさには笑った。「アンタは下手!アンタはバイバイ」だもんなあ……。そう言えば「ショッピング・モール大騒動」のオチもアレだったし。
 で、マダムに捨てられたマックは、ピンの姿をしたイマジナリー・フレンドにボウリングを教えてもらうことに。このフレンドが、まるで禅か「ボウル道」とでもいうかのような、胡散臭い精神論をぶつシーンも楽しい。いやあ、久しぶりの新作、期待に違わぬ面白さでした(もうちょっとドタバタしても良いような気はするけどね)。