アトミック・ベティ#23「マキシマス・パパはもう古い/ゴミはちゃんと捨てましょ」:CSカートゥーン・ネットワーク

zeroset2006-06-14

 なんか本当に久しぶりになっちゃいましたが、感想再開。まずは4月23日放送分。
 Aパートはマキシマスが父親を刑務所から脱獄させ、共に悪事を働こうとするが……という話。マキシマス・パパ、頭脳派(?)の息子とは対照的に、肉体派というか……ならずもの、とかごろつきという言葉の似合いそうな悪役ですな。そんなパパに認めてもらおうと一生懸命なマキシマスというのも珍しい。結構けなげなところもあるのね。でも一番けなげなのは、そんなマキシマスを見て「(パパは)ボスを分かってない!ボクがいるっす……」とつぶやくミニマス。ここまで来ると、なんか怪しいな。
 マキシマス・パパの仲間たちも、ずっと一緒に牢屋に入れられていたのか、年寄りばかり。老人になったヒーローやヴィランというのも、いまや定番ネタかね。もっとも、パワーパフガールズとかスポンジ・ボブの同系統の話と比べると、やっぱり不謹慎さが徹底してないんだよなあ。
 さて、地上ではガールスカウト活動で、技能章獲得の競争をするベティとペネロピー。ママがリーダーをしているというのは意外だが、ペネロピーと意気投合しているのには笑った。まあ、気が合いそうな二人ではある。
 Bパート。不潔大好きなモンスター、オラスが惑星イデニアをゴミだらけにする。住民を救うため、イデニアに向かうベティたちだったが……という話。微温的な「アトミック・ベティ」にしては珍しく、この話の不潔ネタは結構強烈。オラス、ちょっとゲップー(MOTHER2)みたいではあるんだが……
 しかしこの話は、どっちかというと地上パートの方が興味深いのだった。スケートボードでジャンプするベティをうっとりと眺め、詩を書いてみたりするノア。ところがその、とてつもなく恥ずかしいポエムを皆に読まれてしまい……最後にはベティにまで、それも目の前で読み上げられてしまう! ……なんというか、胸キュンなシチュエーションだのお (*´ー`*)ーЭ。慌てまくるノアも可愛らしいが、それでもラブコメ的な調子にはならず、全体的になんとなく乾いた雰囲気なのは、この番組らしいところかな。