サムライジャック#49:CSカートゥーン・ネットワーク

 月曜日放送分。
 今回は春夏秋冬と四季に応じたショート・エピソード4本のオムニバス。
 砂漠で幻影に襲われる「夏」。うーん、しょっぱなからなんだけど、このエピソードに関しては特に言いたい事が思いつかないなあ……。
 一面に紅葉した森が舞台の「秋」。敵が裸エプロン姿の様に見えて、不気味だ。なんとなく吾妻ひでおキャラの「三蔵」を思い出したり。脂汗ダラダラ垂らしてるし、ゲンディらしいアクの強いキャラ。しかし紅葉から毒薬を作るってのも、不思議な発想だなあ。プリミティブというか、こういうの、思いつくようで思いつかないよ。
 雪の国に住む巨漢の一族が主人公の「冬」。氷河に埋もれた伝説の剣を掘り出し、ジャックに挑むものの……という話。叙事詩のような壮大な雰囲気と、あっけないオチが対照的でイイ。短い尺ならではのプロット。
 アクとの終りの無い戦いに疲れ果てたジャック。そんな彼を優しく迎える「春」の女神。ふと戦いを忘れ、女神の膝に身を預けるジャックであったが……。あまり女っ気の無いシリーズだけど、46話のサイレンといい、なかなか扇情的なキャラが続く。薄物一枚でジャックを誘惑するプリマヴェーラは、結構エロい。結局彼女はアクの手下だったのだろうか……。最終回が近い事もあり、いつまでも戦い続けるジャックの未来に、思いを馳せさせられるお話。