アトミック・ベティ#21「ミニミニ・ベティの大作戦/お友達はさみしがりやさん」:CSカートゥーン・ネットワーク

zeroset2006-05-20

 4月16日放送分。Aパートは小さな悪党、イノーモーが縮小光線を使って、なんでもかんでも小さくしようとする話。ベティたちも小さくされてしまい大ピンチ、さあどうする、と思ってたんだけど、まあ、例によってさしたるタメもなく、あっさり危機を脱します。事前にタイトルだけ見たときは、結構期待してたんだけどなあ。こういう話の場合、敵にむんずと捕まれてみたり、オモチャみたいに扱われたりしないと!(その点デクスターズ・ラボの同系統エピソードなんかは「わかってらっしゃる」という感じで、ツボをついた展開をしてくれるところが嬉しい)。せめて最後、拡大光線で巨大になったベティが大暴れ、とかそういう展開だったらなあ……と、微妙に巨大女フェチなことも言ってみる。
 Bパート、宇宙船の燃料、ニーモニック・クリスタルを手に入れるため、「塵の海」の荒れ果てた星に赴いたベティたち。ところがそこは、たった一人の住民スリープスの感情によって、瞬時に環境が変化する惑星だった!という話。このアイデアはなかなか良いね(スタトレあたりに元ネタがありそうな気もするが)。スリープスという名前からして、実はベティもこの世界も全て彼の見ていた夢だった、という含みだったりして。で、たった一人で惑星に住むスリープスは、とっても寂しがり屋さん。ベティたちが帰ろうとするとスリープスが泣き出して、それとともに星の環境も激変、クリスタルが消滅してしまう。そこでスリープスをなだめすかし、クリスタルだけ持って帰ろうとする一行。この手の話でよくある「離れてても、ずっと友達よ!」とか、そんな愁嘆場も無く、マキシマス達を代わりに置いて逃げるというところが…………う〜ん、相変わらず非情だなあ、ベティ。例によって、とっとと任務を終わらせる事しか頭に無いね!