アトミック・ベティ#12「王女さまはロボット・アレルギー/キュービッド役はむずかしい」:CSカートゥーン・ネットワーク

zeroset2006-03-22

 3月18日放送分。Aパート、マキシマスに誘拐された王女様を助けるため、惑星クラッシュトンへ向かうベティ一行。そこはロボットの墓場のような場所で……という話。ロボット嫌いの王女様は、まんまレイア姫。でもどっちかというとPPGのプリンセスを連想したり。性格がアレだしねえ(偶然だと思うが「悪い事はイイこと!?」でのプリンセスが髪型等そっくり)。それにしても、こういう話の場合「ロボットに助けられて、自分の偏見を正す」という展開になるのが普通だと思うんだが……王女様、最後まで全ッ然、反省する気配も無し(笑)。良く考えたら「ベティ」って明らかに子供向けなつくりをしている割には、教訓臭い話が皆無なんだよな。特に今回の話の場合、地球パートも「チームワークが大事」てな話になるかと思いきや、全然そんな結末にならないし。パワーパフガールズなんかだとたぶん意図的な定石外しをしてるんだけど、この番組の場合、むしろ何も考えてないと言うか、なんか素でやってる気配がする。まあ、そういう妙なところが、スレた大人には面白かったりするんだけど。
 今回はX-5のおじさんロボットB-1も登場。レジスタンスのリーダーという、なかなか格好良い姿を見せてくれる。それにしても(気絶したX-5に)「やめてX-5、時間が無いの!」とか、X-5の「おじさんがいるなら、クラッシュトンも恐くありません」(この世界のロボットの宿命を感じさせて、ちょっと泣けるシーン)に対して「さあ行くわよ!早く試合に戻らないと!」……ひたすら試合の事ばかり気にしてるベティ、相変わらずドライなのね。でもますます惚れた!
 Bパートは砂漠の惑星が舞台。今回は敵対する部族を和解させるため、両者の婚姻の席をガードする、というミッション。ところがベティの凛々しい姿に花婿が惚れてしまい……という話。今度はX-5にガールフレンドが。それにしても砂嵐が去ったあと、物陰で体を開いて「最新版の基盤を見せていたんです」というのは、ちょっぴりエロいね。
 ダンカンをペネロピーとデートさせると約束してしまい、ベティに泣きつくノアの姿は、まるでドラえもんにすがりつくのび太。不埒にもベティの胸倉まで掴んじゃって。