『SFが読みたい!2006年度版』

 去年までの西島大介に代わって、今年はタカノ綾が表紙。この人の絵を見ると、何故かSFこども図書館を思い出して懐かしい気分になる。好きだったんだよー。自分にとってSFって、こういう絵。ちなみに西島大介、中にマンガを描いてて曰く「確実に岩郷重力萌えってあるよな」。ふむふむ、確かに。
 今年の海外ベスト1は『ディアスポラ』。ま、順当過ぎるくらい順当な結果。イーガンはこれで3回目のベスト1。自作品とバッティングした『順列都市』、テッド・チャンに破れた『しあわせの理由』以外の邦訳作品は全てベスト1になってる訳か。
 海外編ベスト20のうち、読んでいたのは1位『ディアスポラ』7位『ネアンデルタール・パララックス』13位『マジック・キングダムで落ちぶれて』18位『すべてのまぼろしはキンタナ・ローの海に消えた』の4作品だった。2003年が3作品、2004年が4作品、2005年が3作品だったので、まあ、アベレージというところか。読んでないところではジョージ・R・R・マーティンの『タフの箱舟』スタージョンの『輝く断片』が面白そう。金と暇が出来たら読んでみようかのお。

SFが読みたい!〈2006年版〉発表!ベストSF2005国内篇・海外篇

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