ザ・バットマン#24「約束」:CSカートゥーン・ネットワーク

 ジョーカーとペンギン、リドラーは縄張りを賭け、誰が最初にバットマンのマスクを剥ぐか競争を始める。一方、ゴッサム市警もバットマン逮捕に本腰を入れ、イン刑事との繋がりも露見してしまうのだった。果たしてバットマンの運命は……。
 満を持してゴードン本部長登場! ラスト、壊された無線機の代わりにバットシグナルでバットマンを呼び出し、協力を求めるゴードン。バットマンのアーリー・イヤーズを描く物語としてはこのシーンこそがクライマックスであり、最終回に相応しい締めくくりと言えるんじゃないかな(実際にはまだ続くけど)。
 思えば初期の「ザ・バットマン」、悪役暴れる→バットマンと肉弾戦→逃げられる→新兵器でやっつける、という様な単調な展開が続いてうんざりしたもんです。1stシーズン終わりくらいかな、方針転換して持ち直した印象のあるのは。ジョーカーがこの方針転換の煽りを食って影が薄くなった(12月21日のLOUさんのコメント参照)のには苦笑したけれど、前回や今回の話を見る限りでは、スタッフもやっとジョーカーの動かし方を掴んでくれた様な気がする。
 とは言え結局は「見ればそれなりに面白い」けど「わざわざ積極的に見たいとも思わない」というあたりが個人的に妥当な評価なんだよなあ。やはり強烈な個性というかこのアニメならではというものが無いのは辛い。色使いとか、絵的には結構好きなところもあるんだけれど……。ウェルメイドなアクションもので終わるのか、それとも化けるのか、3rdシーズンもチェックはしてみようと思う。日本でやればだけどね。あ、あとクレイフェイス誕生のあたりの話も再放送でチェックしなくちゃ。