『ディメンション・ミックス』V.A.

 いつも楽しく読ませてもらっている(しかもデザイン設定も凝ってて綺麗)nyao's funtime!!の記事(id:nyaofunhouse:20050818)経由で知ったコンピ盤。個人的にはStereolabThe Apples in Stereoが参加している、と知った時点でもう、買い決定。あとBeckとかMoney Markとか、日本からはFantastic Plastic Machineも参加してます。
 電子音楽の先駆者であったブルース・ハークの設立したディメンション5レコーズの音源を基にしたリミックス&カバー集。キュートな電子音が飛び回る中、参加アーティストがそれぞれ工夫を凝らした音楽を提供している。
 自分は基になったブルース・ハークの音楽を聴いたことが無いんだけど、電子音楽の祖という評価から、ペリー&キングズレイの様な音楽を想像してたんだよね。でも、実際に聞いてみると(リミックスまたはカバーされてるとは言え)想像以上に「アメリカ的」というか、土着的な臭いを基調のメロディから感じられてちょっと意外だった。そういうメロディと電子音との絡みがカラフルに変態的で楽しい。元のディメンション5レコーズを聴いてみたくなったなあ。
 ところでこのCDって、輸入盤の方が日本盤より高いんですな。チャリティ目的と言う関係からかな(このCDの売り上げは自閉症の子供達とその家族への支援のために使われるそうです)。

ディメンション・ミックス

ディメンション・ミックス

追記

 ちなみに、公式サイトでは"Funky Little Song"を、Beckのカバーしたバージョンと原曲、両方を試聴してみることが出来ます。また、輸入盤の方のアマゾンのページ(Dimension Mix (Dig))でも、全曲のさわりを試聴可能。