ホーム・ムービーズ#17「クッキーと積み木とビデオテープ」:CSカートゥーン・ネットワーク

zeroset2005-07-13

 いつものように映画撮影をするブランドンたちだったが、どうもジェイソンの様子がおかしい。どうやら出番を増やしてもらいたいらしいのだが……。一方、ポーラはエリックの協力を得て、新しい就職先を探すのだった。
 う〜ん、今回はジェイソンが面白い。いや、いつも面白いんだけど、今回は特に。自分の出番を増やそうと、あの手この手でブランドンを懐柔しようとするんだが、どうもピントが外れているというか……二重人格の真似をしたり、積み木を賄賂にプレゼントしたり。「ブランドン、嫌わないで」「ブランドン、僕のこと怒ったりしないで」「ブランドン、積み木のこと気に入った?僕のお気に入りだ」「ブランドン、キスして」「ブランドン、幻滅したよ」「いやあ、もういいよ、ブランドン」「積み木をあげたし、わかるよね」「良かった、積み木好きで有名だもんね」一見殊勝そうな台詞から始まって、どんどん黒くなっていくところが、いかにもジェイソン。
 ジェイソンって時々ドキッとするような知識や言い回しを披露する事があるんだが、この話に出てくる自室の壁は映画のポスターだらけで、単にぼんやりしてるだけの子じゃないことが良く分かる。ちなみにポスターは"Teeth"、“Hunt for Red Oktoberfest"、"Pulp Fre(?)"、"Space Rumble"、"My Clock is Orange"(他にも名前の判別できないものがいくつか)で、それぞれ「ジョーズ」「レッド・オクトーバーを追え!」「パルプ・フィクション」「スター・ウオーズ」「時計仕掛けのオレンジ」のパロディ。何故か自分の顔写真をポスターの上から貼り付けている意味不明さが、ジェイソンらしい。
 一方、ポーラの就職活動も、前途多難。いくらウソを付きたくないからといって、「積極的でなくても勤まる仕事、ありません?」じゃなあ……。ちなみに中盤、朝食でブランドンにキスするシーンも、微笑ましくて好きだ。「ママよ、オートミールママよ、ブランド〜ン」