『ロシア・アニメの巨匠ノルシュテインの世界』:ETV特集

 昨日録画したノルシュテイン特集を見てみた。最初の十分を録画し損なったんだけど、じゅうぶん満足。『外套』も相当長く流してたし(もしかして現在公開されている部分全てだったりする?)。寒さに震え、小さい体をくるむようにガウンを羽織り、いとおしそうに文字を清書するアカーギーの細かな仕草には、思わず釘付けになってしまった。ちょっと鳥肌ものだな、これは。ノルシュテイン作品の場合、音も非常に重要なんだけど、これでちゃんと音がついていたらどうなるんだろう。
 山村浩二との対談で、ある作品を映像化するに当たってはシチュエーション、ディティールに共感した気持ちを大事にして、それを中心に組み立てていく、という意味の言葉が非常に印象的だった。