ジェニーはティーン☆ロボット#13:CSニコロデオン

zeroset2005-03-09

 これでしばらく新作はお預け。
ウィズリーのワンダフル・ワールドの巻
 怒りのジェニー、ウィズリー・ワールドのロボットを開放する、という話。1話に続いてのディズニーねた(ほんと好きだな)なんだが、いやぁ、ここまではっきりとジェニーが人間に反旗を翻すとはねぇ。ロボットの人権云々と言えば「鉄腕アトム」を思い出すが、今回はさしずめ「ロボットランド」か(主人公が人間と敵対するという点では「青騎士」だが)。良く考えると結構シビアな話なんだが、徹頭徹尾コメディとして終始するのが「ジェニー」の良いところ。あと冒頭では満面の笑みを浮かべて(口をあんぐりと空けてるのがいい)はしゃいでたかと思えば、遊園地で働くロボットの姿を見てブラッドやタックを糾弾してみたりと、今回もジェニーは表情・口調がころころ変わって、すごく楽しい。中でも「これからどうすればいいの?」と聞くロボットに、首を180度回して答えるシーンは笑える。無駄に迫力ありすぎ。タックの「また僕たちをトラブルに巻き込んだねジェニー!」もイイ台詞。
 で、開放されたロボットたちだが、結局外の世界に適応する事が出来ずに遊園地に戻ってしまう、という皮肉なオチ。「奴隷を解放したら、昔のほうが気楽だったので元に戻してくれと言われた」という有名な逸話を思い出す。もっとも「自由・権利は戦って勝ち取るもの」という意識の強いアメリカでは、皮肉と言うよりはむしろモラリスティックに受け止められるような話なのかも知れない。それにしてもロボット達をロケットに詰め込んで火星(?)まで一気に放り投げるってのも豪快な話だな。ジェニー、一体どれだけ力があるのやら。
ママ、うるさく言わないで!の巻
 いつも口うるさくジェニーに指示するウェイクマン博士。ジェニーがすぐに連絡を切ってしまうのに腹を立てた博士は、連絡用ディスプレイ(胸から飛び出るアレ)を勝手に収納できないようにしてしまう……という話。今回は「イケメン」転校生が登場、またもやジェニーが一目惚れする。ホントに惚れっぽい娘だな……。「ボーイフレンドはクールが一番?の巻」でドン・プリマには愛想が尽きたのかな。もっとも彼と違って今回の転校生は結構イイ奴っぽい。
 今回は「ジェニー、ロボット大会へ行くの巻」に引き続き、ジェニーと博士の母子関係に焦点を当てた話。何かとジェニーに口出ししてしまう博士が微笑ましい。好きだな、この人。あと、イタズラ書きの回覧「化学が苦手なダメロボット」を無理やり読まされて、顔を青らめてるジェニーにも萌えたな。