チョーク・ゾーン#9:CSニコロデオン

zeroset2005-01-29

 ルディが現実世界の生ゴミをチョーク鉱山の上に落としてしまう、という話が"Waste Mountain"。水気たっぷりの生ゴミに対して、チョークで描かれたものは何であっても水で解けてしまう……エイリアンの体液のように、どんどん山を侵食して下へ降下していく生ゴミ、というのがなかなか面白い。もちろん、魔法のチョークで作ったものであっても水には溶かされてしまうので、侵食を食い止めることが出来ない!と、思いきや。
「ルディ、それって科学的に不可能なんじゃないかしら?」
「うん。でもチョークゾーンでは、冷凍光線を描けば冷凍光線になる!」
 それにしても毎回色んなシチュエーションを考えるなぁ。ちょっと理系的な面白さがある、というと言いすぎかな。どうでも良いが、ルディをペニーが引っ張り揚げるシーンは、珍しくローアングルからの構図があってちょっとドキッとした。
 ルディの描いたスナップが現実世界で人気キャラクターに。あちこちで子供たちの描いたスナップの絵がチョーク・ゾーンに転送されて・・・・・・"Madcap Snap"ではスナップの劣化コピー“スニップ”が大量に登場。もっとも、さすがに「パワーパフガールズがいっぱい」ほどフリーキッシュでも暗い話でも無い。魔法のチョークの何でもアリっぷりが少し面白い。まぁ、ペニーが出ないので、どうでもイイ話です。
 ショートショート"What's My Line?"は直線の素晴らしさをブロッキーに説くスナップ、というお話。ミュージック・クリップ"Putting on the Dog"はカントリー調。田舎のオバサン風ペニーが……。