ティーン・タイタンズ#26「対決 後編」:CSカートゥーン・ネットワーク

zeroset2004-12-26

えー、なんというか、微妙な終わり方したな、と言うのが第一印象。前編であれだけ盛り上げといて、ねえ。
とりあえず前回タイタンズが無事だったのは、べたな展開だけど、きっとテラがやっつけた振りして助けてたと思ってたんだよね。で、それを知らずにタイタンズがテラを攻撃、真意を知り和解、共にスレイドと戦う、とかそういう流れかと。でも違うみたいだ。じゃタイタンズがピンピンしてた理由はなんなんだ?
後、テラがスレイドの元に走った理由が描かれてないから、全て彼女のわがまま、自業自得にしか思えないのは、いかがなものかと。ほのめかす程度でも良いから、テラの行動に感情移入するための“フック”が欲しかったなぁ。そういうところがきちんとしてないから、結局テラの自己犠牲でなし崩し的に話が収束してるのにも、安易な印象を受けざるを得なかったり。
毎回いろんな試みをするこのシリーズ、その統一感の無さ、いい意味でのデタラメさは嫌いじゃないんだけど、どシリアスな話だけはそれなりにきちんと決めて欲しかった。最後のテラの笑顔(それまで顔を隠していた髪を、かきあげるのが良い)や石化した足元の銘、レイブンの赦しの言葉には、少しほっとしたものの、それだけに、もしテラが復活することがあれば、この辺りの展開のフォローが絶対欲しいところ。ホント、テラというキャラ自体は好きなんだよなぁ。だから余計に、惜しい。

ところで、前回のテラを見て、どこかデジャブがあったのだが…あの悪相、理由の分からない変貌に、逆恨みっぷり。そうそう、『機動戦士Vガンダム』のカテジナ・ルースさんでした。
「トチ狂ってお友達になりにでもきたのかい!」(スターファイアーに)
「甘いよねぇ、坊や!!」(ビーストボーイに)
「あたしはね、スレイドという巣を見つけたんだ。なのにお前とスターはそれを笑った!チビのくせに!!」(ロビンに)
う〜ん、違和感無いかもね。