ヤン・シュヴァンクマイエル監督特集:CSシネフィル・イマジカ
CSでチェコのアニメーション作家、シュヴァンクマイエルの特集をやってたので、録画。
この監督の作品では『アリス』を観たことがある。やたらとアリスの姉(物語の語り手)が出てくることで虚構性を反復強調しているのが、どうも好きになれなかった。狙いは分かるんだけど、表現手法そのものが“作り物”感の強い人形アニメでそういうことをやられると、ちとくどい気がする(あと、演出のテンポが遅いのも、くどさに拍車を掛けていると思う)。
ただ、全編を覆うグロテスクなイメージは好みなところ。時計ウサギなどクリーチャーのデザインはもちろんのこと、ソックスが虫のようにモゾモゾと這いまわるシーンなんかもいいね。今回の特集もそういう点を楽しみにして観てみたい。もっとも、いつ観られるか分からないけど・・・・・。