ぼくドラえもん15号

 今号はしずかちゃん特集。表紙のフィギュアが、また、可愛いねぇ(n*‘∀‘*)ηなんで紙上限定通販が、フィギュアじゃないんだよぉ。
 特集では野村道子インタビューと、アニメ制作者によるしずかちゃん競作が良かった。あまりアニメの絵は好きじゃないんだけど、本多敏行によるちょっと等身の低いしずかちゃんとか、渡辺渉の上目遣いでちょっと萌え入ったしずかちゃんとか、結構いいじゃない。・・・まぁでも、やっぱり原作の絵が一番だけどね。それにしてもしずちゃん特集だというのに、お風呂の話題が出てこないのは、いかがなものか。
 未収録作品では、「ペンシル・ミサイルと自動しかえしレーダー」が初見で、なかなか良かった。当時の冷戦という世界情勢を、のび太周辺の人間関係にダウンサイジングしてるのが面白いし、ラストシーンもドラとしては変則的で、かなりインパクトがある。あと、「月給騒動」はコロコロ掲載時にすごく印象に残ってたので、てんコミ未収録だったこと自体が驚きだ。ドラの数あるタイムパラドックスものでも、かなり出来の良い方だと思う。「新オバQ」にもやっぱりパパが給料を落とす話があったけど、実を言うと子供にとってはリアルに恐怖なネタだったりするので、記憶に残りやすいんだよなぁ。「道路光線」は確か読者からの公募による秘密道具で、入選者発表に合わせて掲載された短編だったと思う。日常的に想像しやすい効果と利用法、それでいて家々を突き抜けてまっすぐ伸びる光線、という「すこしふしぎ」な光景。実にドラらしい道具で、これが選ばれたのは良く分かる。でも、それを使って月まで歩いて行こうという、藤子F先生による追加アイデアは、更にすごいと思うのだ。