赤毛のアン 第48章「マシュウ我が家を去る」:CSアニマックス

  • マシュウの出棺から埋葬に至る様子が、いかにもちゃんと手続きを踏んでいる風で、リアルだ。こういう所がおかしかったりすると、白けるものなんだけど、意外とあやふやでちゃんとしてないアニメが多いんだよなぁ。アンたちの様子も、悲しみに暮れてはいるものの、幾分落ち着いているのが非常に“らしい”演技。
  • 「ますます赤毛が目立つわよ」こんな時までジョーシーは・・・
  • Na「やがて、アボンリーは何事も無かったかの様に平静を取り戻し、グリーンゲイブルズでさえ、見慣れたもの全てに何かが欠けているという辛い想いこそ、どうすることも出来ないにせよ、前と同じような日課が、規則正しく営まれるようになった」後でアンも述懐する事になるが、身近な人が無くなった後、残された者が直面するのがこの想いだ。あれほど大事な人が欠けたのに、世界はそのまま動いてるという「不思議」。いや、不思議でも何でも無いことは分かっている。分かってはいるけど、どうしてもそう思ってしまうものなんだよ・・・。
  • マシュウの墓にバラを植えるアン。マシュウの母親がスコットランドから持ってきたというバラだ。ここでまた、マシュウがグリーンゲイブルズで過ごしたであろう日々に想いが至る。過ぎ去った日々と、バラの花の咲く様子を思い浮かべるアンに、未来への時の流れを感じさせる場面だ。
  • マシュウが死んだのに、自分が生きていて、人生を楽しむ事が出来るという事実に罪悪感を感じるアン。理不尽な感情だが、残された者は、どうしてもそう感じてしまうものなのだろう。「マシュウはあなたの楽しむ姿を見たいと思うに違いないわ」と言いつつも、アンの感情に理解を示すアラン夫人の言葉が優しい。地味だが、しみじみと感動するシーンだ。
  • 日暮れ時になるとマリラが寂しがる、というアンの台詞が・・・(つд`;)。気丈だった人が心弱くなると、本当に辛くなるな・・・。
  • マリラのロマンス発覚!マリラとアンが、実は似たもの同士であることを示すエピソードか(あと、このまま意地を張ってても損だよ、というマリラの言外のメッセージがあるのかもな)。