赤毛のアン 第11章「マリラ・ブローチをなくす」:CSアニマックス

 今回は、何気に印象的な台詞の多い回だったりする。

  • 「何かを楽しみに待つところに、その楽しみの半分はあるんだわ」いかにもアンらしい台詞。逆に言うと、そういう「気持ち」だけは誰にも取り上げられない訳で、つい最近まで「持たざる者」だったアンの境遇を思い起こすと、ちょっと考えさせられる。その次のダイヤモンドと紫水晶の話も、いかにもありそうな話で面白い。
  • 今回も喋りまくるアン。しかし余計な事まで言って、泥沼にはまり込んでる様な気が…。「さぁ、なんなりと!」とか挑発してる様にすら聞こえるぞ。
  • マリラ、珍しく感情的になってるが、ブローチが大事だという以上に、嘘が大嫌いなんだろうなぁ。マリラの教育方針の一端が伺える。
  • この話、昔はアンに感情移入してたが、今では完全にマリラの立場で見てしまっている。マリラのやるせない気持ちが胸に痛い。「マリラは、皆に見捨てられた様な気がした」のナレーターが泣かせる。しかし、今回ばかりはマシュウ、ちょっとズルいな、こういう態度。
  • 本当にブローチを盗んだかどうか、分からないまま次回に続く。こういう引きは、「アン」ではちょっと珍しい気がする。