デクスターズ・ラボ 日本での初放送から10年

zeroset2007-12-10

 LOUさんの日記を読んで気付いたんですが。
 http://loucartoon.gozaru.jp/diary/index.html#09
 もう十年経つんですね。
 最初にこのカートゥーンの事を知ったのは、マッシブ・アクション・フィギュアという雑誌に載っていた、メディコム・トイの広告でした。フィギュアに興味があるわけでもないのにこの雑誌を買っていたのは、アメコミの情報が載っていたからだけど、その中に「デクスターズ・ラボ」のフィギュアとピンバッジの広告がありました。
 天才発明少年が好奇心の強いお姉さんを改造しまくる!というような紹介文が載っていて、紹介文自体にも驚いたものだけど、なによりも目をひいたのは、そのキャラデザ。なんてポップ、なんてキュート! まさに一目惚れ。
 その後、始まったばかりのパーフェクTVに実家が加入したというので、ルーニー・テューンズ目当てにカートゥーン・ネットワークを見ていたら、たまたまデクスターを見ることが出来たんですよね。最初に見たのは確か「変身ごっこ」で、"What a Cartoon!"枠で見たような気がするけれども、この辺記憶があやふやで、もしかしたらレギュラー・シリーズと勘違いしてたかもしれない。とにかくあまり面白く感じなかった事を覚えてます。当時の自分的には、すげこまくんをライトにした感じのを想像してたのかな。なーんだ、普通のアメリカンなドタバタじゃない。絵も思ったより泥臭いし……。
 ところがその後、レギュラー・シリーズの「頭がオーバーヒート」を見て、一気にハマったんですよねえ。あれこそまさにカルチャー・ショック。そもそも主人公が基地外になるというだけでも想像外なのに、その後の展開がまた……。おいおい、いくらなんでもそこまではやらないだろうな……まさか……まさか、やるんじゃないだろうな……おい!やっちゃったよ!すげえ!
 その後も「愛の人形劇場」「見つめないで」等、こちらの常識を軽く超えてくれる異常傑作の数々に、夢中になったものです。その後も色んなカートゥーンを見ていますが、デクスターほどハマったものは無いですね。いかにも、なオルタナティブコミックス風の絵柄じゃ無かったのが、また良かったのかも。ああいう、シンプルで可愛いキャラを使ってて、それでいてオフビートで予測不可能なギャグという、この組み合わせが良かったんですね。

 メディコム・トイ社製のピンバッジ。あと一種類あったけど、当時既に品切れで、買えませんでした。