最近DVDで観た映画『ナルニア国物語』

 C・S・ルイスの宗教ファンタジイをディズニーが映画化したもの。原作は未読。もっとも大体のアウトラインだけは、知識として知っていた。
 とにかく主役の子供らに魅力を感じられないのが辛い。特に長男と長女が……。末っ娘だけは、美少女とは言い難いながらも、愛嬌があって良かったんだけどね。
 アスランの復活シーンが、えらくあっさりとしていたのにも拍子抜けだった。ストーリー的にもテーマ的にも、超重要な場面なんだから、ここくらいはもっとタメのある演出が欲しかったところ。どうも家族向けムービーとして全方位に気を使った結果、キリスト教臭を薄めようとして、かえって映画としての魅力を失ってしまったという印象がある。
 とは言え、人間と動物、クリーチャーが入り乱れる戦闘シーンの「絵面」は、なかなか楽しめたかな。

ナルニア国物語 第1章:ライオンと魔女 [DVD]

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