ジェニーはティーン☆ロボット#18(クリスマス・スペシャル):CSニコロデオン 

zeroset2007-01-04

 さて、年が明けちゃいましたが、ちょっと遡って12月25日に放送されたニコロデオンのクリスマス特番の感想。チョーク・ゾーンもやりましたが、まずはジェニーさんのクリスマス・エピソード"Robot For All Seasons"から。このエピソードは土地神さんのクリスマススペシャルやるど! - ふとんのなかからを見ると、18話に当たるようです。
ジェニーといっしょにクリスマスの巻 
 今回のお話は怪我をしたサンタの手伝いをするジェニー、というファンタジックな場面からスタート。あくまで基調はトゥーンながらも、ロボット差別やクラスターの侵略など割とSFチックな世界観でまとめていた「ジェニー」だけに、サンタの登場にはちょっぴり違和感を感じないでもないところだが……。
 さて、そんなジェニーたちの前に現れたトッド少年。大金持ちなのに親が家におらず(遊びに出たまま帰ってこない、というのがヒドい)一人孤独に暮らすトッドに同情したジェニーだったが……ここでいきなりトッドに拉致られ記憶を失ったまま一年経過、気が付くと全世界を敵に回していた、というハードな展開。友達のブラッドやタックにさえ石持て追い掛け回され、更にはスカイウェイパトロールに攻撃されズタボロになるジェニー。アルマゲロイドの話同様、眼球にヒビが入っているのが痛々しい。
 もっとも、ジェニーがいない間にウェイクマン博士がちゃっかり後継機(XJ-10)を設計してる、というドライさには笑ったけど。このシーンに見られるように、深刻に、ウェットになりすぎないのがトゥーンの良いところなんだけれど、ただジェニーに関しては、それがどことなくまとまりに欠ける印象を生み出しているようにも思えるところが、痛し痒しではある。突き抜けて無いと言うか……。
 個人的に好きなシーンは、終盤、トッドに操られたジェニーが、次々とトランスフォームしながら黙々と進撃するところ。いかにも悪ロボっぽくて恰好良い。しかし肉体派のサンタというのは、一種の定番ギャグなのかね。あと、キャプチャ画像にある、トッドと遊ぶシーンもイイ。微笑ましいじゃあないですか。
 そして今回は何と言っても、世界中を敵に回してでもジェニーに尽くすシェルドンがあっぱれだ。もうちょっと出番が合っても良かったとは思うが、でも、

最後はちゃんと報われてるし! いやあ、良かった良かった。