『熱風』2004年9号

 店頭にて無料で入手できる、スタジオジブリ発行の雑誌。
 いつも真っ先に読んでいるのが、高畑勲の連載「『一枚の絵』から」。絵画にはてんで疎い人間なんだが、絵を“読み解く”面白さと奥深さを伝えてくれて、実に面白い。氏の『話の話―映像詩の世界』ISBN:4196695248ノルシュテインの同名アニメーションの解説本だけど、どうしても感性中心で語りがちなアートを、分析的に見る面白さを教えてくれた。
 今回は歌川広重 の『名所江戸百景』から「四ツ谷内藤新宿」を取り上げてるんだが、その画面センスのモダンさには、驚愕。