レン&スティンピー「Aloha Hoek」:CSニコロデオン

zeroset2004-09-22

 昨日放映分を録画で視聴。南の島に漂着したレン&スティンピー。快適そうなクジラの死骸を見つけ、その中で暮らし始めるが・・・当然だんだん腐ってくる訳で・・・。「レン・・・ウジが・・・ウジが・・・」とガクブル状態のスティンピーが面白い。とうとうクジラの死骸を飛び出したスティンピーが会ったのは、リゾートを楽しむ好漢「Big Kahuna」氏。http://www.tvtome.com/RenandStimpyShow/season4.htmlによると、マーロン・ブランドが元ネタだそうで、言われてみればなるほど、という所か。とにかくストーリー運びが奇怪(いきなりクジラの死骸に住み着くところから・・・)で、オチもなんともシュール。好きだなぁ、こういう話。


 この話のディレクターはBill Wray。どこかで見たことある名前だな、と思っていたら「デクスターズ・ラボ」のコミック(表紙が多い)を描いてる人だった。ググったらhttp://www.bigblownbaby.com/なんてオフィシャルサイトもあって、見てみると、デクスター以外にも「サムライジャック」とか「Hellboy Jr.」なんかも描いたりしてる。後、デクスターでは第4シーズン「見えすぎちゃって困るの」のライターも勤めてる。浅学ゆえに、レン&スティンピーとデクスターに、こんな繋がりがあったとは知らず、ちょっとびっくりした次第。
 90年代以降のカートゥーンを見ると、レン&スティンピーの影響を強く感じる事が多い。かなり意識してるように思えるカウ&チキンや初期デクスターはもとより、パワパフみたいに、まったく違う作風のカートゥーンにさえ、その影響が見られることがあるのには驚きだ。もっとも、これは自分がカートゥーンについて、ネイティブな人ほど詳しく無いため、なんでもそう見えるだけなのかも知れない(レンスティ以前に何かルーツとなる作品があったということも考えられるし)。このあたり、ちょっともどかしい所ではある。