赤毛のアン 第46章「マシュウの愛」:CSアニマックス

  • 寝起きのアン(*゜∀゜)=3ハァハァ ここ数回くらいで大人アンの描き方を確立したのか、かなり萌える様になってきたぞ。
  • マーチン初登場。実直そうで、ジェリーより頼りになりそうだ。しかしこの人が出てくると、物語も終わりが近いことを実感するな…。
  • レイチェル夫人がアベイ銀行倒産の噂を持ってやって来た。皆、マシュウの心臓に負担をかけない様、配慮しながら話しているのが、かえって悲しい。
  • マシュウはアベイ銀行の件について、ラッセル氏に相談する。しかし、ものの見事に言いくるめられてしまうマシュウ…(;´Д⊂)。まぁ、旧来の知人にああいう風に言い切られれば、俺なんかも言いくるめられてしまいそうだが…。
  • ラッセル氏にアンは頭が良いと褒められたマシュウ、頭だけじゃなく気立ても良い、と自慢する。この後起こる事を知ってると複雑な気持ちだが、とにかくマシュウの誇らしげな様子は微笑ましい。
  • アンはアラン牧師夫人に相談する。勉学の道に進む野心は捨て難いが、年老いたマシュウらを置いてグリーンゲイブルズを出るのも心が痛む、と。それに対する夫人の答えは、苦しみなさい、そのまま悩みを抱えて大学に行きなさい、というものだった。物腰こそ柔らかいものの、安易な慰めや癒しの言葉など与えず、はっきりと人生の苦しみを肯定してみせる夫人の言葉は、素晴らしい。この後も夫人はアンの相談役として、的確な言葉を与えてくれることになるのだ。
  • 夕方。アンはマシュウに自分が男の子だったら、と再び(第39章参照)口にする。マシュウは、1ダースの男の子よりお前の方が良いと答える。「そうさのう、エイヴリー奨学金をとったのは男の子じゃなくて、女の子だよ。わしの自慢の女の子じゃ。アンはわしの娘じゃ」・゜・(つД`)・゜・マシュウ…。昔はピンと来なかった言葉だが、今になってみると、しみじみと感動する。こんな風に自分の全てを肯定する言葉を贈られたアンは、この瞬間、本当に幸せだったろう。しかしこの言葉については、半年くらい前に2ちゃんねるで「1ダースの男の子なんかイラネ」というレスがあって笑った。まぁ、そりゃそーだ。
  • そして、最後のナレーション「この夜のことを、アンは生涯忘れることは無かった。なぜならそれは、アンの人生に悲しみが訪れる前の、最後の夜だったから」……ああ…美しいシーンだけに…。