赤毛のアン 第14章「教室騒動」:CSアニマックス

 ギルバート・ブライス初登場の回。

  • ダイアナがギルバートを、明らかに憧れの気持ちを持って褒めているのを見て、アンは少し複雑な表情してる。おそらく、心の友が自分以外の人間(しかも男の子)に強い好意を持ってることへの、嫉妬心もあるんだろう。後でアンがダイアナに「あなたのギル」と言ってる所や、次回、15章でギルバートへの憎しみがダイアナの将来の結婚相手への憎しみに転化してる所からも、それが伺える。要するにギル、始めっからアンに関しては分が悪かったわけだ。もっとも、勉強が出来ると聞かされた時は、好敵手として歓迎する様な事もアンは言っていて、後のライバル関係を予見させる。
  • ギルバート、ルビーの髪をピンで止めて、泣かせてしまう。結構ひどい悪戯だが、ギル自身はけろりとしたもの。ハンサムでさわやかな人気者、こういう奴って、ナニやっても許されるんだよな!ヽ(`Д´)ノ ウワァァァン…なんか自分自身の小学生時代を思い出して、鬱になってきたよ…。
  • しかし、もちろん、アンは他の子と違う訳で。よりによって赤毛をからかうとは…まさに逆鱗に触れるというのはこの事だな。石版アタックを食らったギルバートだが、自分としては、ざまあみろという気分もあったり。
  • 癇癪を起こしたアンを立たせるフィリップス先生。先生が黒板に書いた文章の「アン」には、しっかりeが抜けている。文章を読ませるのがジョーシー・パイだという事も含めて、細かいところまで、とことんアンの気持ちを逆なでしまくるフィリップス先生。意識してるかどうかはともかく、ある意味凄いわ。
  • 昼休みに生徒達が噛んでいた「松ヤニのガム」。なんか、ものすごく不味そうなんだが…。ここで言う「松」は、日本の松とは違う種類の木なんだろうな、たぶん。
  • 遅れて教室に入ったアンを、罰としてギルバートの隣に座らせる先生。現代の感覚からしたら何てこと無い罰だが、アンの様子や、レイチェル夫人の「穏やかじゃないよ」発言からしても、当時的にはまさに「拷問の様な」行為だったんだろう。ギルがそっと渡したキャンディを踏みつけて粉々にするアン、怒りの大きさが良く分かる((;゜Д゜)ガクガクブルブル。それにしても、机に突っ伏したアンを、完全に無視したまま授業を続けるフィリップス先生。無神経というか鉄面皮というか…。