チョーク・ゾーン#32:CSニコロデオン

zeroset2006-06-15

 アトミック・ベティ同様、こちらも感想を再開します。4月23日放送分。
 最初の話は"The Quicksandman"。チョーク・ゾーンの住民を魔法の砂で眠らせて、悪夢の世界へ引きずり込むアリジゴク魔王。さらわれた人たちを救うため、スナップとペニーを囮にして魔王を待ち受けるルディだったが……。今回のアリジゴク魔王、シリーズでも最強クラスの敵かも知れない。ペニーの頭が歪み、スナップの体に出鱈目に腕が生えていく様は、まさに悪夢。しかもその世界では、マジック・チョークも力を発揮することが出来ない。目の見えなくなったバイクロプスに新しい目を描いてやるものの、溶けて流れ落ちてしまうシーンはかなり恐い。まあ、ルディの悪夢だけは、なんだか可愛らしかったがw。もっともアーティストにとっては、自信の喪失こそがもっとも恐ろしい悪夢なのかもしれないな。
 "Vampire cannibals of New York"は、ルディの描いた漫画(なんと、ちゃんとコミック出版社に持込みまでしてる!)「人食いバンパイア」が、チョーク・ニューヨークに現れる、という話。ホラーな話が続くけど、ハロウィーン・エピソードなのかな?これに出てくる人食いバンパイアも、結構恐い。ルディとスナップが、マトリックスばりに敵をやっつけるシーンが楽しい。
 ショート・ショート"Killer Breath"は、チョーク・ゾーンのおまぬけルディとおまぬけペニーが、キラー・グラスとベビー・ブレスを掛け合わせ、強烈に臭い息を吐くクリーチャー“キラー・ブレス”を作りだしてしまう、という話。これまたキラー・ブレスが結構グロい。赤ちゃんの頭に植物の体の組み合わせってのが、強烈。ミュージック・クリップは"Time to go home"。チャールストンなルディ一行に、ビンテージ・カートゥーンっぽい観客たち。

ビリー&マンディ「毛が生えてきた!/強さのヒミツ」:CSカートゥーン・ネットワーク

 永らく放置されていたビリマンも、いよいよ火曜日から新シリーズが開始しました。ところがその日は放送のことをすっかり忘れてて、なんか他の感想サイトを見るとかなり面白かったようなのが、ちょっぴり悔しい。で、今度こそは忘れずに観た水曜日放送分、今回はどちらの話も物足りない。うーむ。
 魔法のヘアトニックでビリーに毛が生える話は、オチがいまいち。ビリーを売り飛ばしに行くあたりのマンディとグリムのやり取りとか、毛むくじゃらになったビリーを見たときのママの反応(雪男のストーカーよぉぉっ!)は、なかなか面白かったんだけどなあ。
 Bパートは図太さを手に入れたいビリーが、マンディの神経を盗み取る話。脳みそいじくりネタは、それこそビンテージなカートゥーンからの定番ネタ。それだけにこの話、不徹底というか、どうも大人しい印象が強い。弱虫マンディはもっとメタメタにして欲しかったな、と。