ホーム・ムービーズ#6「編集するは我にあり」:CSカートゥーン・ネットワーク

 ある日、自分の脚本で映画を撮って欲しいと言い出したドウェイン。監督・ブランドンは自脚本に拘るが……というお話。
 ドゥエインの脚本が優れていることを認められず、メリッサやジェイソンにも逃げられてしまう過程が、ある意味リアル。この辺、スタッフも似たような経験を何回もしてきたんじゃあ、なんて邪推してしまうなあ。皆に逃げられ一人で映画を撮るブランドンが、ポーラに何してるの、と聞かれてテンパってしまうシーンが好きだ。あと、ドウェインのもとに来たのはいいけれど、ビデオカメラが無いことに気付いて、言い争ってるメリッサとジェイソンとか。この主役三人の口喧嘩って、子供っぽさと生臭さが妙に入り混じってて面白い。
 そうそう、この頃からマグワイヤの最低っぷりも、全開になってきて楽しいんだよな。シンプソンズキング・オブ・ザ・ヒルなんかもそうだけど、こういうどーしようも無い人間を描くことにかけては、アメリカ人、無茶苦茶上手いと思う。日本人だと、ペーソスに流れるか、逆に妙に偽悪的になってしまうことが多いような気がする。