『ジョアン・ジルベルトの伝説』ジョアン・ジルベルト、『テラ・ブラジリス』アントニオ・カルロス・ジョビン

 最近ボサノヴァに興味が出てきたので、巨匠二人の名を冠したベスト盤を借りてみた。
 ジルベルトの方は60年代、ボサノヴァ創世記に録音されたもの。どれも尺が短くて素朴な感じのする演奏(若いころのジルベルトのボーカルも、良い意味で野暮ったい)。定番曲がたくさん集まってるので、お得感は強いかも。
 ただ、個人的に印象に残ったのはむしろジョビン名義のアルバムの方かな。ジョビン自身がボーカルを担当してるのがなかなか面白い。特にスタンダード・ナンバー「ワン・ノート・サンバ」なんかは、すっごくファニー&キュートな仕上がり。決して上手い訳じゃないんだけど、まるで風呂上りのオヤジがイイ気分でムード歌謡を歌ってるかのような、そんな楽しさを感じたり(´∀`)

ジョアン・ジルベルトの伝説

ジョアン・ジルベルトの伝説

テラ・ブラジリス

テラ・ブラジリス