赤毛のアン 第35章「夏休み前の思わく」:CSアニマックス

zeroset2004-08-18

 前回は真冬だったのに、今回は冒頭から既に春。そして夏休みへ。

  • 春になって、勉強にもいささか倦怠気味のアン。アンが疲れているのを、最初に気が付いたのがマシュウだと言うのが面白い(当の本人でさえ、自分が疲れてるとは思っていなかったのに)。誰でもそうだが、子供時代って疲れ知らずなので、「疲れる」というのもある意味成長の徴ではある。
  • アンは夏休みの間、一切勉強の事を考えないように、教科書を全部片付ける。この辺りのきっぱりした切り替えは、いかにもアンらしいと思う。
  • 「私が子供で通るのも、この夏が最後かもしれないでしょ?」ああ・・・(つд`;)寂しいなぁ。しかしリンド夫人の「目と足ばかり」というアン評が何とも言えん。確かにこの時期のアンの、大きく開かれた目は印象的だが。
  • マシュウが発作を起こす。終盤へ向けての重要な伏線。青春を謳歌するアンと、そんなアンを気遣い、マシュウの病気を隠すマリラ達の対比が印象的。
  • 思い切りダイアナと遊ぶアン。このシーンは作画も恐ろしく綺麗で印象に残る(アンの体型もかなり大人に・・・(;´Д`)ハァハァ)。また、会話はほとんど聞こえず、音楽の流れる中、強い日差しを受けて遊ぶアンたちの姿は、どこか幻想的ですらある。まるでずっと後になってから、遠い青春の日々を回想してるような・・・。