赤毛のアン 第29章「アン、物語クラブを作る」:CSアニマックス

 物語クラブってのは、要するに今でいう同人サークルのことですな。この頃から、少しずつアンは「大人になること」を意識し始める様に。

  • コンサートが終わり、燃え尽き症候群のようなアン。しかし口だけは以前と変わらず、ダイアナ相手に喋る喋る。今回はアンが終始喋り続けてるので、声優さんも大変そうだ。なお、「きらめきの湖」のほとりにあるブランコ、久しぶりに登場したが、アンとダイアナは密着して腕を組んでおり、初登場時(厳かな誓い)に比べると窮屈そう。アン達も成長した、と分かる細かい演出。
  • アンは13歳になった。樺の道をダイアナと歩きつつ、もう2年もすればすっかり大人だと言うアン。雪の上に残るウサギの足跡を見ながらこの台詞を言っているのが興味深い。アンとダイアナが初めて会った頃、偶然見かけた野ウサギを「不思議の国のアリス」の時計ウサギになぞらえていた。ここでウサギのイメージが反復されることで、過ぎ去りつつある子供時代のイメージが強くなっていると思うんだが、どうだろうか(アリスのウサギについては、アンがすっかり成長してからもう一度言及されることになる)。
  • コーデリアとジェラルダインの話、レトロな絵柄がイイ雰囲気出してる。稚拙な話なんだけどアンは大真面目だ。本気で話にのめり込んでるダイアナも(・∀・)イイ!!君たち、本当にいいコンビだよ・・・。「物語の終わりは、結婚式よりお葬式の方がロマンチックね」もアンらしい言葉だなぁ。
  • 物語クラブのメンバーの作るお話は、それぞれの個性が出ていて面白い。「ダイアナのはやたら人殺しが出てくるの」・・・ダイアナって・・・(゜д゜lll)しかし、話に詰まると人を殺すっていう(安直な)作劇は、プロでもやってる奴がいそう。