赤毛のアン 第27章「マシュウとふくらんだ袖」:CSアニマックス

 今回はマシュウが主人公の話。頑張れ!と応援したくなるよね。

  • 冒頭、劇の練習をするアンと学友達。女の子がこんなに集まると、グリーンゲイブルズも華やぎますな。とは言え、帰って来たマシュウが思わず隠れてしまうのも、良く分かる(´∀`)女性恐怖症では無いけれど…まぁ、そりゃあ、ねぇ…。
  • アン、劇を成功させるためには「雑巾入りのスープ」でも飲む覚悟とのこと。いかにもアンらしい言葉だ。その後、ダイアナにリボンで靴を固定してもらうが、これ、ちょっと前作「ペリーヌ物語」に出てくる「スペイン靴」に似ていて、感慨深い。
  • 隠れて女の子達の様子を窺うマシュウ。女性恐怖症の割には良く観察してるな。ああ、自分が相手から見られてなきゃ平気か。そして、マシュウ曰く「誰よりも大きな目と華奢な目鼻立ち」だというアンの顔。確かにこの頃になると、アンの顔、初期のエキセントリックさが若干薄れ、個性的だが独特の魅力を持つようになっている。
  • 意を決してアンのための服を買いに行くマシュウ。しかし「魅惑的なミス・ハリス」がいたために、思わぬ難渋を強いられることに。…魅惑的というよりは、ケバいだけという気もするが、確かにマシュウが一番苦手とするタイプだろうなぁ。ここでバグパイプの「スコットランド・ブレイブ」が流れてくるのがイイ。「アン」ではユーモアあるシーンに良く流れる音楽だが、ここではマシュウが勇気を振り絞って奮闘してる訳で。
  • 結局、服の代わりにいらないモノを買い込んでしまうマシュウ。ここで「行きつけない店に行った事への罰」みたいなもんだと考えるのが、実に彼らしい。ちょっと悪意を持って考えると、たぶん、こうやってどんどん行動範囲が狭まっていったんだろうな、とも思えるが…。
  • 最後、出来上がったパフスリーブの服を腐すマリラ。袖がどんどん膨らんで、風船みたいだとか、今に斜になって戸口を通らないといけない様になる、って台詞が面白い。しかしステイシー先生の服は既にそれくらいになってる様な。
  • アンが帰って来るなり、マシュウに服を隠すよう指示するマリラ。散々腐してたのに、これだから。いいキャラだなぁ。