赤毛のアン 第5章「マリラ決心する」:CSアニマックス

 今回は、本当に見所の多い回。

  • スペンサー夫人の家に着いた馬車。アンの硬い表情が痛々しい。スペンサー夫人の娘は吉田-クララ-理保子だっ!一分ほどしか登場しないので、今見るとなんだか贅沢。
  • ブリュエット夫人は、殆どアンを奴隷の様にしか思ってないが、当時はこんな人も大勢いたんだろうなぁ…。
  • マリラがついに決心し、アンを連れ帰るとスペンサー夫人に言う場面。例によってアンの周囲に花が咲き乱れ、花びらが舞い散る妄想シーンが…でも、今回ばかりはアンに100%感情移入できるよぅ。・゜・(ノД`)・゜・。
  • その後、喜色満面にマリラに近づくアン。画面は手前にマリラ、奥にアンを捕らえたまま、二人を映し続ける。マリラは浮かない顔だ(とんでもない事を言ってしまった、って所か)。それを見たアンは一瞬顔を曇らせるが、やがて抑えきれない様に喜びの表情が浮かんでくる。…あああ、もう、なんでこんな素晴らしいシーンを作れるんだろう。最高。二人の対照的な様子が、これから始まる長いドラマを予見させる。
  • グリーンゲイブルスに戻ったアン。無表情でベッドに身を横たえるが、やがてにっこりとしながら目を閉じる。無言ながら、本当にアンは嬉しいんだなぁ、と実感させて、大好きな場面。
  • ベッドでアンは夢を見る。マシュウに自分の本棚を見せてもらう、夢。アンが「持たざる者」で無くなった事を象徴するシーンだ。本棚には、最終回に登場するブラウニングの名前も…。
  • 祈るよう命ぜられたアンだが、跪いてマリラの膝に手を掛け、自分流のお祈りについて話す。このシーン、イイなぁ。萌える。
  • 最後、マリラは「今まで気楽に生きてきたけど、自分の番が来たようです」と意を決する。なんか、身につまされるな…。